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なぜレンタル電話はキャリア契約より「得」なのか

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なぜレンタル電話はキャリア契約より「得」なのか

レンタルスマホやレンタルガラケーなどのレンタル電話は、通常のキャリア契約より「得」な内容になっています。

通常のキャリア契約は、ドコモやauやソフトバンクなどの「キャリア」と呼ばれる会社とユーザー(契約者)が直接契約する形態です。

しかしレンタル電話は、レンタル電話会社がキャリアと契約し、その契約で入手したスマホやガラケーをユーザーにレンタルしているわけです。つまりキャリアとユーザーの間に、レンタル電話会社が入っているわけです。

通常のキャリア契約 ユーザー 契約 キャリア
レンタル電話契約 ユーザー 契約 レンタル電話会社 契約 キャリア

契約が1つ増えているにも関わらず、レンタル電話がなぜユーザーに「得」なプランを提供できているのでしょうか。

レンタル電話利用のリスクとは?

レンタル電話はかなりお得なプランなのですが、リスクはゼロではありません。

最大のリスクは「怪しい業者」の存在です。レンタル電話会社を立ち上げることは、キャリア会社を立ち上げるよりはるかに簡単です。

そのため、儲けることだけを目的としたレンタル電話会社が現れたのです。そのような業者を利用してしまうと、最悪、スマホやガラケーが使えなくなってしまうことがあります。

ただ安心してください。「怪しい業者」を見分ける方法は簡単です。

まず、「ホームページがちゃんとしていない」会社や、ホームページがない会社は避けたほうがいいでしょう。企業がホームページをつくるのは、「会社を知ってほしい」からです。しかし「怪しい業者」は、会社のことを「知られたくない」わけです。ホームページに会社名や本社所在地が載っていない会社は要注意です。

また、レンタル電話の担当者と話をしたときに、敬語が使えていなかったり、タメ口だったりしたら、その業者は使わないほうがいいでしょう。社員の質と会社の質とサービスの質は比例します。

ただ大半のレンタル電話会社は「大丈夫な業者」ですので、異質に感じる会社を避けていれば安心してレンタルスマホやレンタルガラケーを使うことができます。

キャリア契約のように審査で落ちる心配がない

キャリア契約の場合、スマホやガラケーを使いたい人(ユーザーになりたい人)がキャリアと契約することになります。

このときキャリアは、かなり厳しい審査を行っています。キャリアは審査内容について公表していませんが、元社員などがネットなどで審査内容を明かしているので大体のことはわかっています。

以下に紹介する内容はキャリアが公表している内容ではありませんが、ほぼ間違いのない情報といえます。

キャリアの審査には新規契約審査や機種変更契約審査、分割払い契約審査があります。最も厳しいのは新規契約審査ですので、こちらを解説します。

キャリア会社は客からスマホやガラケーの新規契約の申し込みがあった場合、「指定信用情報機関 株式会社日本信用情報機構(略称JICC)」からその客の「信用情報」を取り寄せます。

JICCはいわば政府公認の会社で、国民1人ひとりの各種の返済や支払い状況、利用残高などの情報を集めています。もちろん通常の会社がこうした「きわどい個人情報」を集めることは許されていませんが、JICCは健全な商取引を行うために特別に許されているのです。

スマホやガラケーのキャリアは、JICCのこの情報を使って審査しているのです。もし新規契約を申し込みに来た客の情報に不利な内容があったら、新規契約を拒否するのです。

どの程度の支払い延滞があれば契約をしないのか、といった基準は、キャリア会社ごとに異なりますが、ただA社で契約を断られた人がB社で新規契約できたという事例はあまり聞きません。

しかしレンタル電話会社には、このような厳しい審査はありません。

なぜレンタル電話会社が厳しい審査を課さないのかというと、使用期間が短い契約が多いからです。レンタル電話のスマホやガラケーを使う人は、「1週間だけ使いたい」「半年だけ利用する」というケースがほとんどです。

短期間の契約であれば、レンタル電話会社のリスクはそれほど大きくなりません。それなら審査というハードルを下げて、利用者の利便性を向上させたほうが理にかなっているのです。レンタル電話会社のなかには、契約の締結を郵送で済ますところもあるくらいです。

スマートフォン本体は実質0円に近い状態で契約ができる

それでは次に、レンタル電話の金銭的な「得」についてみていきましょう。

まずほとんどのレンタル電話会社は、スマホやガラケーの本体価格を「実質0円」にしています。

これはキャリアにはできないサービスです。

ではなぜレンタル電話会社は「本体実質0円」を実現できるのでしょうか。

スマホやガラケーのメーカーは、スマホとガラケーを大量に製造します。その台数は明らかにされていませんが、「確実に買ってもらえる数よりはるかに多い台数」がつくられています。

メーカーが売れる見込みより多くスマホとガラケーをつくるのは、多くつくったほうが1台あたりの製造コストが安くなるからです。

その結果、市場には「正規ルート」では売り切れないスマホやガラケーが出回ることがあります。「正規ルート」とは、キャリア会社と直接契約している携帯ショップで販売するルートのことです。

しかしスマホもガラケーも、「正規ルートで売らなければならない」という法律はありません。レンタル電話会社は、そのような正規ルートに乗らないスマホやガラケーなどを仕入れているわけです。

ちなみに、中古スマホショップに「新品同様の中古品」が並んでいますが、これも同じような流れで生み出されたものです。それらは流通上は中古品でありながら、その本質は「本物の新品スマホ」なのです。

またレンタル電話会社によっては、ユーザーに貸し出しているスマホやガラケーは新品でないことがあります。中古品を使うことでも「本体実質0円」に必要なコストを生み出しています。

レンタル電話における通話し放題やパケ放題の仕組み

レンタル電話のスマホやガラケーにも、通話し放題やパケ放題のプランがあります。その仕組みを紹介します。

例えばあるレンタル電話会社のスマホプランは次のようになっています。

・通話し放題(かけ放題)+ネットし放題(パケ放題)月額税込10,000円

しかしこれだけではインターネット接続はできません。そこでこの会社では追加料金を支払うと、金額に応じたギガ(GB)数分だけインターネット接続ができます。

・インターネット2GB:0円(追加料金なし)

・インターネット5GB:月額税込2,000円

・インターネット7GB:月額税込3,500円

・インターネット20GB:月額税込5,000円

レンタル電話の返却はSIMカードをポスト投函するだけ

レンタル電話会社は多数ありますが、正式に契約を交わす前に必ず確認したほうがよいことがあります。

それは「レンタル電話(スマホまたはガラケー)の契約が終了するときにSIMカードをポスト投函するだけでよいのかどうか」の確認です。

「SIMカードをポストに投函するだけ」の返却方法を採用しているレンタル電話会社を選びましょう。

レンタル電話を選ぶときは、契約終了時の「面倒のなさ」も重視してください。

なぜレンタル電話では解約違約金が発生しないのか

レンタル電話には原則、解約違約金がありません。これはユーザーにとって大きな金銭的なメリットといえます。

レンタル電話会社が、解約違約金なしでも成り立つビジネスを展開しているのです。

しかしなぜ、そもそも解約違約金があるのでしょうか。

なぜ、キャリア会社は解約違約金を課しているのでしょうか。例えばドコモは、2年間の契約満了月の翌月または翌々月以外に契約回線の解約をすると、9,500~25,600円の解約金を課しています(*)。

もちろんキャリアは大企業なので、解約違約金を課さなければ経営が揺らぐ、というわけではないでしょう。

実は、解約違約金の適法性を争って訴訟が起こされたことがあります。原告側は「解約違約金は消費者の利益を一方的に阻害している」と主張しました。

しかし裁判所は、解約違約金は違法ではない、という判決を下しました(*)。

つまりキャリアが解約違約金を課しているのは「違法ではないから」ということになります。

レンタル電話は端末代金がないからキャリア契約より安い

レンタル電話の「最大のメリット」はコスパのよさです。

もう一度、あるレンタル電話会社の、スマホの料金プランを紹介します。

  • 通話し放題(かけ放題)+ネットし放題(パケ放題)月額税込10,000円
  • インターネット利用には以下の追加料金が必要

・インターネット2GB:0円(追加料金なし)

・インターネット5GB:月額税込2,000円

・インターネット7GB:月額税込3,500円

・インターネット20GB:月額税込5,000円

キャリア契約をしている方なら、この料金のメリットを実感できるのではないでしょうか。

ただレンタル電話の料金メリットを最大限に生かせるのは、使用期間が2年以下の場合です。2年を超えて同じスマホを使い続ける場合、ポイントや割引などを考えると、キャリア契約のほうが安くなることもあります。

まとめ~利用するシチュエーションや使用期間などをしっかり検討しましょう

今一度、レンタル電話のスマホとガラケーがなぜ「得」になっているのか考えてみたいと思います。それはレンタル電話会社が「キャリア契約より『得』な内容にしよう」と考えてビジネスモデルをつくっているからです。すなわちレンタル電話会社は「どうしたらユーザーが『得』になるのか」というところからスタートしているのです。

さまざまな流通経路を使ったり、法律のルールを活用したりして、スマホとゲラケーのユーザーが「得」と感じられるプランをつくりあげたのです。

ただどの業界でも、「得だけ」のビジネスモデルをつくることはできません。レンタル電話の場合、「短期間の使用に限定すれば得になる」という設計になっています。

したがってユーザーは、自分がスマホやガラケーを利用するシチュエーションや使用期間を考えて、賢くレンタル電話を使っていってください。

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