ソフトバンクのスマホは、店頭やWeb上で簡単に解約できます。他社への乗り換えであれば、電話一本で手続きが可能です。
とはいえ、ソフトバンクの解約には準備するべきものやいくつか注意点があるため、「ソフトバンクの解約のために必要なものがわからない」「解約月のスマホ代や端末代残債はどうなるのか知りたい」といった声が上がっています。
そこで本記事では、ソフトバンクのスマホの解約方法を、他社に乗り換える場合・乗り換えずに解約する場合とに分けて解説します。解約時の注意点や、スマホ代の支払いが困難で解約を検討している人におすすめのサービスも紹介するので、最後までチェックしてください。
これを読めば、ソフトバンクのスマホの解約方法が理解できますよ。
目次
ソフトバンクのスマホを解約する方法
ソフトバンクのスマホを解約する方法は、解約後に他社へ乗り換える場合と、ソフトバンクのスマホ回線を解約して電話番号を手放す場合とで異なります。目的に合うほうの解約の手順をチェックしてください。
なお、携帯の解約や乗り換えに必要なものは以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひあわせてチェックしてみてください。
ソフトバンクを解約して他社に乗り換える手順
ソフトバンクを解約して他社に乗り換える場合は、MNP転出という手続きを行います。MNP転出を行えば、同じ電話番号のまま他社に乗り換えることが可能です。ここでは、MNP転出によりソフトバンクから他社へ乗り換える際に必要なものと手順を紹介します。
ソフトバンクから他社への乗り換えに必要なもの
ソフトバンクから他社へ乗り換えるMNP転出には、MNP予約番号が必要です。MNP予約番号は、ソフトバンクに発行を依頼すれば入手できます。
MNP予約番号が入手できたら、乗り換え先に契約を申し込めば乗り換え手続きは完了です。この際、ソフトバンクを解約するための手続きは必要ありません。
MNP予約番号の有効期限は発行から15日間です。有効期限が切れると再発行が必要になるため、入手したら早めに乗り換え先に申し込みましょう。携帯会社によっては、MNP予約番号の有効期限を10日以上残して申し込むように求めているところもあるため注意してください。
なお、ソフトバンクは転出にMNP予約番号を必要としない「MNPワンストップ方式」を採用しています。乗り換え先もMNPワンストップ方式対応であれば、MNP予約番号を発行せず乗り換え先に申し込むだけで手続きは完了です。
MNP予約番号が必要な場合は、電話・ソフトバンクショップ・My SoftBankのいずれかでMNP予約番号の発行を依頼してください。
電話でMNP予約番号を取得する方法
電話でMNP予約番号を発行する場合は、以下の連絡先に電話をしてください。なお、電話でのMNP番号発行は契約者本人しか依頼できません。
電話番号 | オペレーター対応時間 | |
---|---|---|
ソフトバンク携帯電話から | *5533 | 9:00〜20:00(年中無休) |
一般電話から | 0800-100-5533 | 9:00〜20:00(年中無休) |
電話がつながったらガイダンスに従って「1」を押して、手続きを進めてください。途中、暗証番号を聞かれますが、わからない場合はそのままオペレーターにつながるのを待ちましょう。オペレーターの受付時間は9:00〜20:00なので、電話をする時間には注意してください。
ソフトバンクショップでMNP予約番号を取得する方法
MNP予約番号の発行は、最寄りのソフトバンクショップでも依頼できます。各店舗の営業時間中に来店しましょう。手続きには運転免許証などの本人確認書類が必要な点には注意してください。
契約者本人ではなく代理人が手続きを行う場合は、委任状が必要です。委任状のフォーマットは公式サイトからダウンロードできます。ソフトバンクショップにも用意されているので、事前にもらっておくのもよいでしょう。
My SoftBankでMNP予約番号を取得する方法
My SoftBankからであれば、24時間いつでもMNP予約番号の発行依頼ができます。手続きの前に解約時にかかる費用も確認できるため、乗り換え前に確認しておきましょう。My SoftBankでのMNP予約番号の発行手順は以下のとおりです。
- My SoftBankにログインする
- 「設定・申し込み」の「設定変更」から「契約者情報の変更」を選択する
- 「番号ポータビリティ(MNP)予約関連手続き」を選択する
- 「番号ポータビリティ(MNP)予約」を選択する
20時以降に手続きをした場合は、翌朝9時以降にSMSでMNP予約番号が通知されます。
ソフトバンクのスマホ回線を解約する方法
ソフトバンクのスマホ回線を解約すると、使用している電話番号は使えなくなります。他社への乗り換えではなく、電話番号を手放したいときはスマホ回線の解約手続きを行いましょう。ここでは、ソフトバンクのスマホ回線の解約に必要なものと、解約手順を解説します。
ソフトバンクのスマホ回線の解約に必要なもの
ソフトバンクのスマホ回線の解約手続きには、本人確認書類と利用中のUSIMカードが必要です。本人確認書類には、以下の書類が利用できます。
本人確認書類として使えるもの
- 運転免許証
- 日本国パスポート
- マイナンバーカード
- 身体障がい者手帳/療育手帳/精神障がい者手帳
- 在留カード+外国パスポート/特別永住者証明書
USIMカードとは、利用しているスマホに差し込まれているSIMカードのことです。本人確認作業として契約している電話番号へ電話をかけてチェックされる場合があるため、SIMカードは取り出さずスマホに入れたまま持参するとよいでしょう。紛失した場合は不要です。
個人契約のスマホの解約であれば、代理人による手続きも可能です。代理人が手続きする場合は、契約者との関係によって追加で書類を用意する必要があります。
代理人の立場 | 必要な書類 |
---|---|
家族 | 代理人の本人確認書類 家族確認書類 委任状 |
施設関係者 | 代理人の本人確認書類 代理人の在籍確認書類 委任状 |
未成年後見人/成年後見人 | 代理人の本人確認書類 登記事項証明書や戸籍全部事項証明書 |
保佐人/補助人 | 代理人の本人確認書類 登記事項証明書 |
家族確認書類とは、健康保険証や住民票、戸籍抄本などのことです。
契約者が亡くなった際の解約の場合は、ソフトバンクショップでの手続きが必要です。家族(法定相続人)が手続きをする場合は、以下の書類を用意しましょう。
- 来店者の本人確認書類
- 死亡が確認できる書類
- USIMカード
死亡が確認できる書類には、会葬案内状・礼状・戸籍謄本(除籍がわかるもの)・住民票・医師の死亡診断書・埋葬許可証などが利用できます。契約者と来店人の名字が異なる場合、家族関係を示す家族確認書類が必要になるケースもあります。
死亡した契約者の家族以外の人が手続きを行う場合に必要なものは、公式サイトで詳細を確認してください。
法人契約の場合は、以下の3つが必要です。
- 来店者の確認書類(本人確認書類+名刺・社員証)
- 法人印(来店者のサインでも代用可)
- USIMカード
法人契約の場合は、代理人による手続きはできません。
ソフトバンクショップでソフトバンクのスマホ回線を解約する方法
ソフトバンクショップに行ってスマホ回線の解約を申し込みましょう。必要な書類が用意できていれば、その場でソフトバンクのスマホ回線を解約できます。スムーズに手続きを進めたいなら、来店予約をしておくとよいでしょう。
My SoftBankでソフトバンクのスマホ回線を解約する方法
My SoftBankでスマホ回線を解約する場合の手順は以下のとおりです。
- My SoftBankにログインする
- 「解約のお手続き」を選択する
- 「(MNPをともなわない)解約手続き方法」を選択する
- 「My SoftBankでお手続き」を選択する
手続きの前に解約時の費用が確認できるためチェックしておきましょう。なお、契約中のオプションや適用している割引などによっては、My SoftBankでの手続きができない場合があります。My SoftBankで手続きができない場合は、ソフトバンクショップで解約を申し込みましょう。
ソフトバンクのスマホを解約するときの注意点
ソフトバンクのスマホを解約するときの注意点を4つ紹介します。
ソフトバンクの家族割やセット割が適用されなくなる
ソフトバンクで家族のスマホ代が安くなる「新みんな家族割」や、光回線とのセット割「おうち割 光セット」などの割引を適用していた場合、ソフトバンクの解約後は割引を受けられなくなります。特に家族割は適用している家族の携帯代にも影響するため注意が必要です。
ソフトバンクの各種サービスが使えなくなる
ソフトバンクで利用している各種サービスは、ソフトバンク光の解約とともに使えなくなってしまいます。使えなくなるサービスの例は以下のとおりです。
- キャリアメール
- Yahoo!プレミアム
- ホワイトBB
解約前に契約中のオプションを確認して、使えなくなるものを把握しておきましょう。なお、キャリアメールはメールアドレス持ち運びサービスを利用すれば引き続き使用できますが、月額330円(年払いなら3,300円/年)の費用がかかります。
端末代残債は支払いが必要
ソフトバンクを解約しても、分割払い中の端末代残債があればその支払い義務は残ります。残債の支払いは、引き続き分割で支払うか、一括で支払うか選択可能です。
スマホ代は日割り計算されない
ソフトバンクを月のはじめに解約しても、料金は日割り計算されないので1か月分の料金を支払う必要があります。解約日はできるだけ月末に近い日に調整するとよいでしょう。
ソフトバンクのスマホの解約に関するよくある質問
ソフトバンクのスマホの解約に関するよくある質問とその回答を紹介します。
ソフトバンクでスマホを購入してすぐに解約してもいい?
ソフトバンクでスマホを購入後、すぐに解約しても基本的には問題ありません。ただし、利用意志のない解約を繰り返すと、ソフトバンク独自のブラックリストに登録されてしまう可能性があるため注意が必要です。
いわゆる「1円スマホ」のようなお得な方法でスマホを購入してすぐに解約するといった行為が、ブラックリスト入りの原因になるかどうかは、以下の記事で詳しく解説しています。短期解約によるリスクが心配な人は、ぜひ確認してみてください。
ソフトバンクの解約には違約金がかかる?
ソフトバンクのスマホを解約しても、解約金や違約金は発生しません。2022年2月の電気通信事業法施行規則が改正(2022年7月施行)によって、携帯電話解約時の解約金は廃止されています。
ソフトバンクのスマホデビュープランは解約できる?
22歳までのユーザーの携帯代がお得になる特別プラン「スマホデビュープラン」も、通常のプランと同様に解約できます。ほかのプランと同様に解約金は発生しません。
ソフトバンクからの乗り換え先におすすめの格安SIMは?
ソフトバンクから乗り換えるのにおすすめの格安SIMは、以下の記事で詳しく紹介しています。料金滞納や強制解約の履歴があるブラックな人でも契約しやすい格安SIMを紹介しているので、審査に落ちて困っている人もぜひチェックしてみてください。
スマホ代が払えず解約を考えている人にはレンタル携帯がおすすめ
携帯代の支払いが困難になりソフトバンクを解約しようと考えている人には、レンタル携帯MVNOサンシスコンがおすすめです。審査不要なので、携帯代を滞納している人やソフトバンクを強制解約された人でも、十分契約できる可能性があります。
サンシスコンでは、レンタル後一定期間が経過するとスマホが個人名義に切り替わるため、返却不要でそのまま使用できます。初期費用は最安級990円からで、一部端末は1円からレンタル可能です。ソフトバンクよりも料金を抑えて、スマホを契約できるでしょう。
サンシスコンのレンタルスマホの特長
- レンタルなのでスマホを購入する必要がない(契約6か月目でスマホプレゼント)
- 審査や与信がない(金融系、携帯未払い系ブラックでも審査通過)
- クレジットカードはもちろんのこと、銀行口座も不要(銀行振込)
- 通話し放題、通信(パケット)し放題(安心の大手キャリア回線)
- 初期費用のみでスマホを利用でき、月額料金はあと払い
詳しいサービスの内容は以下のページで詳しく紹介しています。ソフトバンク解約後にスマホを持つ方法で困っている場合は、ぜひチェックしてみてください。