

auのオンラインブランドであるpovoのプランを契約するためには、審査を通過する必要があります。携帯料金の滞納や信用情報の問題などが原因で審査に落ちてしまうと、povoの回線を利用できません。
とはいえ、povoの審査基準や審査落ちの原因は公表されないため、「povoの審査に落ちた理由がわからない」「povoの審査に落ちたときの対処法を知りたい」といった人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、povoの審査に落ちる原因や審査落ちしてしまったときの対処法を解説します。どうしてもpovoの審査落ちが続く場合におすすめの審査不要のサービスも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
povoの審査は2種類
povoに申し込んだときの審査には、契約審査と分割審査の2種類があると考えられます。
回線契約時の契約審査


povoの回線契約時には、契約審査が実施されます。契約審査では、自社・他社で携帯代の滞納がないかどうかや、過去に自社で不適切な利用がなかったどうかがチェック事項です。信用情報が確認されることはありません。
端末の分割購入時の分割審査


povoで利用する端末はauのオンラインショップで購入できますが、分割購入を申し込むと実施されるのが分割審査です。携帯代の滞納や強制解約、不適切な短期解約などの履歴がないかどうかに加え、クレジットカードやローンの利用・返済状況を記録した信用情報などもチェックされます。
povoの審査に落ちる原因
povoの審査に落ちる主な原因を8つ紹介します。
povoの申し込み条件を満たしていない
povoには申し込み条件があります。条件を満たしていない場合、申し込みができなかったり審査落ちしたりするため要注意です。
契約者名義になれる年齢に達していない


povoを自分名義で契約できる年齢は、プランごとに設定されています。年齢条件を満たしていない場合、本人名義での契約はできません。
povoの年齢条件
- 「通話+データ」プラン:13歳以上(親権者の同意が必要)
- 「データ専用」プラン:18歳以上
支払方法に登録したクレカや口座に問題がある


povoでは支払方法にクレジットカードや口座振替を設定できますが、登録したクレジットカードや預金口座に問題があると審査に落ちる可能性があります。とくに、限度額まで使用したクレジットカードでは契約できないケースもあるため要注意です。
auやUQ mobileに申し込んだ同日にpovoに申し込んでいる


auのオンライン専用ブランドであるpovoは、同じ系列のauやUQ mobileからの乗り換えが可能です。ただし、auやUQ mobileに申し込んだ同じ日にpovoに乗り換えることはできません。
auやUQ mobileのMNP予約番号を発行している


携帯電話番号を引き継いで携帯会社を乗り換える場合、乗り換え前の携帯会社でMNP予約番号の発行手続きが必要なケースがあります。一方、同じau系列のau・UQ mobileからpovoに乗り換える場合、MNP予約番号は不要です。発行してしまうと乗り換えられないため注意しましょう。
支払い実績がない状態で3回線目を申し込んでいる


povoで同一名義の回線を3回線以上契約する場合、3回線目以降は支払い実績がなければ審査落ちするといわれてます。サブ回線や子ども用の回線などで複数回線契約するケースでは注意してください。
書類に不備がある


povoに提出した本人確認書類や契約者情報などに不備があると、審査に落ちる可能性があります。とくに本人確認書類に記載の住所が現住所になっているかどうかなどには気をつけてください。
au系サービスで不適切な短期解約や長期料金滞納の経験がある


au・UQ mobile・povoなどのau系のサービスで料金の長期滞納をしたり、不適切な短期解約を繰り返したりした経験があると、povoの審査を通過できないケースがあります。これはauの社内ブラックリストに入っている可能性があるためです。
なお、不適切な短期解約とは、キャッシュバック・各種特典の受け取りや転売などを目的とした利用意志のない解約を指します。詳しくは以下の記事で解説しているので、心当たりがある場合は一度チェックしてみてください。
他社の携帯料金を滞納している


料金を滞納しているのがpovo以外の他社であったとしても、povoの審査に落ちる場合があります。携帯料金の滞納は、携帯会社間で共有されている可能性があるためです。
携帯料金滞納に関する情報は、不払い者情報としてTELESA(一般社団法人 テレコムサービス協会)やTCA(一般社団法人 電気通信事業者協会)などの団体が管理しています。TELESA・TCAに加盟している携帯会社は不払い者情報を共有しているため、携帯料金滞納があると審査の通過は困難です。
不払い者情報が登録されている状態は、「携帯ブラックリストに載っている」と表現されることがあります。携帯ブラックリストの消し方や調べ方については次の記事で詳しく解説しているので、気になる場合はチェックしてみてください。
信用情報に問題がある


信用情報機関であるCICやJICCなどが保管している信用情報に傷があると、主に分割審査の通過が困難です。信用情報に傷がつく原因には、クレジットカードやローンの支払い遅延・借金返済の滞納・携帯電話端末の分割払い遅れ・債務整理などが挙げられます。
信用情報に傷がある状態は、「金融ブラックリスト入りしている」と表現されます。金融ブラックリストの確認方法などについては、以下の記事で解説しているのでチェックしてみてください。
povoの審査に落ちたときの対処法
povoの審査に落ちてしまったときの対処法を8つ紹介します。
povoの申し込み条件を満たす
povoの申し込み条件を満たしていなかった場合は、条件を満たしてから再度申し込んでみましょう。
契約名義になれる年齢に達していない場合は親名義で契約する


自分名義で契約する年齢に達していない子どもにpovoのスマホを持たせたい場合は、親名義で契約しましょう。「通話+データ」プランの場合は13歳未満、「データ専用」プランの場合は18歳未満の子どもは自分名義で契約できませんが、親名義で契約したスマホを使用することは可能です。
使用できる銀行口座やクレジットカードを登録する


povoの支払方法の登録時の不備で審査に落ちた場合は、適切な銀行口座やクレジットカードを登録し直すことで審査を通過できる可能性があります。限度額や使用期限に余裕があるクレジットカードを選ぶなど工夫をしましょう。
auやUQ mobileに加入した翌日以降にpovoに申し込む


auやUQ mobileの申し込み直後にpovoに乗り換えたい場合は、au・UQ mobileの申込日の翌日以降に乗り換え手続きを実施してください。申込日当日にpovoに乗り換えることはできませんが、翌日以降であれば問題なく乗り換えられます。
auやUQ mobileのMNP予約番号はキャンセルする


auやUQ mobileからpovoに乗り換える際、MNP予約番号を発行してしまった場合はMNP予約番号をキャンセルしましょう。キャンセル後、povoに申し込めば問題なく乗り換えが可能です。
3回線目は支払い実績を作ってから申し込む


povoに複数回線の契約を申し込んで3回線目以降が審査落ちした場合、契約できた2回線で支払い実績を作って申し込むと審査に通る可能性があります。同一名義で3回線以上の契約が必要な人は試してみてください。
正しい書類を提出する


本人確認書類などの提出書類は、正しいものを使いましょう。現住所が記載されているか、有効期限が切れていないかなどをチェックしてから提出してください。
滞納している携帯料金を支払ってから申し込む


携帯代の滞納による不払い者情報は、滞納している携帯代の支払いを済ませればすぐに削除可能です。携帯ブラックリストが原因で携帯が契約できない場合は、不払い者情報がなくなれば契約できる可能性があります。
端末は10万円未満のものにするか一括購入する


携帯電話端末の分割払いの審査(分割審査)に通らないときは、購入する端末を10万円未満の安いモデルにしてみましょう。分割審査は、端末代金が10万円以上の場合に厳しくなるとされています。そのため、信用情報に懸念がある人でも、10万円未満の端末であれば分割購入できる可能性があります。
安い端末に変えても分割審査に通らないときは、分割購入を諦めて一括購入するのも手のひとつです。一括購入であれば特に審査はないため、ブラックリスト入りしていても携帯電話端末を購入できます。
または、携帯会社とはSIMのみ契約し、別途端末を用意する方法もあります。所有している端末や中古の端末を購入して使えば、コストを抑えることも可能です。
審査なしの格安SIMに申し込む


どうしてもpovoの審査に通らないときは、審査なしの格安SIMがおすすめです。審査なしの格安SIMなら、他社の携帯料金を滞納していたり信用情報に傷があったりしてもスマホを契約できます。詳しくは以下の記事で紹介しているので、審査に落ちて困っている人はぜひチェックしてみてください。
povoの審査に関するよくある質問
povoの審査に関するよくある質問とその回答を紹介します。
povoの審査は厳しい?


povoの審査の厳しさは、一般的な携帯会社と大差ないと考えられます。申し込み条件を満たしており、携帯代の滞納や信用情報の問題などがなければ、基本的には契約できるでしょう。
povoの審査には何日くらいかかる?


povoの審査にかかる一般的な時間は明記されていませんが、「混雑時には完了まで数日かかる」と記載されています。通常、申し込みから数時間〜数日以内には審査が完了すると考えてよいでしょう。
審査が甘い携帯会社はある?


審査の内容や基準は携帯会社ごとに異なり、中にはやや審査が甘いところもあります。「ほぼ審査なし」「ブラックでもOK」と謳っている携帯会社もあるため、審査落ちが続き困っている人は要チェックです。ほぼ審査なしの格安SIMについては、以下の記事を参考にしてみてください。
povoの審査落ちが続くならサンシスコンがおすすめ


povoに申し込んでも審査に落ちる場合は、何らかのブラックリストに登録されている可能性があります。povoを含む携帯会社の審査に通らなくて困っている人は、レンタル携帯MVNOサンシスコンにご相談ください。サンシスコンなら、ブラックリスト入りしている人でも審査なしでスマホを契約できます。
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