

日本通信SIMは、数ある格安SIMの中でも最安級の料金プランが魅力のサービスです。携帯料金を抑えたい多くの人が、日本通信SIMの契約を検討していることでしょう。
ただ、他の格安SIMと比べて大幅に料金が安いことから、「日本通信SIMはやばいサービスなの?」「日本通信SIMは安い代わりに落とし穴があるのでは?」と不安になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、日本通信SIMの評判やメリット・デメリットなどを解説します。日本通信SIMのデメリットが気になる人向けにおすすめの格安SIMも紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
目次
日本通信SIMとは?


日本通信SIMの概要 | ||
---|---|---|
格安SIM | 日本通信SIM | |
タイプ | MVNO | |
回線 | ドコモ回線 | |
料金プラン | 1GB | 290円 |
20GB | 1,390円 | |
50GB | 2,178円 | |
通話料金 | 11円/30秒 | |
かけ放題オプション | 5分かけ放題・月70分無料・無制限かけ放題 | |
最低契約期間 | なし | |
支払方法 | クレジットカード | |
専門店 | なし | |
審査有無 | あり |
日本通信SIMは、日本初のMVNOを展開した日本通信が提供する格安SIMです。やばいサービスではなく、安さが売りの格安SIMだといえます。安さ重視なら最有力候補となるでしょう。
日本通信SIMは、ドコモ回線を借りてサービスを提供しています。料金プランは1GB:月額290円 / 20GB:月額1,390円 / 50GB:月額2,178円の3種類です。最低契約期間は設定されておらず、支払方法はクレジットカードのみです。
日本通信SIMのメリット
日本通信SIMのメリットを5つ紹介します。
格安SIMのなかでも最安級の料金プラン


日本通信SIMの最大のメリットは、最安級の料金プランです。大手キャリアや主要な格安SIMと比較すると、1GB・20GB・50GBのどのプランもコストを抑えて利用できます。とくに月額290円の1GBプランは最安級なので、あまりデータ容量を消費しない人にはよい選択肢となるでしょう。
日本通信SIMの料金プラン | ||
---|---|---|
データ容量 | 月額利用料 | |
料金プラン | 1GB | 290円 |
20GB | 1,390円 | |
50GB | 2,178円 |
データ容量別に3種類のプランが選べる


日本通信SIMでは、2GB・20GB・50GBの3つのプランが選択できます。小容量〜大容量まで幅広いニーズをカバーしているため、どんな人でも利用しやすいでしょう。契約後、月のギガ消費が変わったらプランの変更が可能です。別の格安SIMへ乗り換える手間を削減できます。
契約期間の縛りがない


日本通信SIMには契約期間の縛りがないため、自分の好きなタイミングで解約できます。格安SIMのなかには契約期間の縛りがあり、更新期間外の解約には違約金がかかるものもありますが、こちらは違約金もかかりません。お試し利用もしやすいサービスだといえるでしょう。
MNPワンストップ制度対応で乗り換えやすい


日本通信SIMは「MNPワンストップ」という制度に対応しています。通常電話番号を引き継ぐ携帯会社の乗り換え時には、契約中の携帯会社で「MNP予約番号」を発行する必要がありますが、MNPワンストップ制度対応の携帯会社間であればその手間を省くことが可能です。
eSIMも選択できる


日本通信SIMでは、スマホ内蔵型のeSIIMも選択できます。eSIMであればSIMカードの到着を待たずにすぐ利用を開始できるのがメリットです。2つのSIMを併用するデュアルSIMにも使いやすいので、サブ回線として契約できる格安SIMを探している人にもぴったりです。
日本通信SIMのデメリットや注意点
多くのメリットがある日本通信SIMですが、デメリットや注意点もあります。
時間帯によっては通信速度が遅くなりやすい


日本通信SIMの通信速度は、時間帯によって遅くなりやすい点には注意が必要です。とくに利用者が多い昼休みや夜の時間帯は、通信速度の遅さにストレスを感じる可能性もあります。
時間帯による速度低下は、大手キャリアの回線を間借りしてサービスを提供するMVNOに共通するデメリットです。速度重視の場合は、大手キャリアと同じ回線を使えるMNOにあたる大手キャリアのサブブランド・オンライン専用ブランドなどもチェックしてみるとよいでしょう。
初期手数料が3,300円かかる


日本通信SIMの契約には、初期手数料が3,300円がかかります。初期費用がかからない格安SIMもありますが、こちらはやや初期費用がかかる点には注意が必要です。
なお、日本通信SIMには初期費用なしで契約できるスターターパックというものがあります。スターターパックはAmazonやYahoo!ショッピングなどで3,000円前後で購入できるため、実質数百円初期費用を抑えて日本通信SIMを契約できますよ。
クレジットカードがないと契約できない


日本通信SIMの支払方法は、クレジットカードのみです。したがって、クレジットカードがなければ契約できません。クレジットカードがない場合は、口座振替などが利用できる格安SIMを検討してみるとよいでしょう。
クレジットカードなしで契約できる格安SIMは、以下の記事で詳しく解説しています。気になる場合は、ぜひチェックしてみてください。
50GBを超える大容量プランがない


日本通信SIMの料金プランのうち最大のデータ容量のプランは50GBプランで、それを超えるデータ容量のプランはありません。月100GB以上のデータ容量を使いたい人や、データ容量無制限プランを求める人には不向きです。
契約には審査がある


日本通信SIMの契約には審査があります。他社を含め携帯料金の滞納があったり、信用情報に問題があったりすると、日本通信SIMの契約時の審査に落ちてしまうリスクがある点には要注意です。
なお、携帯料金の滞納や信用情報の問題があるブラックな人でも、審査なしの携帯会社であれば契約できる可能性があります。詳しくは以下の記事で解説していますので、気になる場合はチェックしてみてください。
日本通信SIMはやばい?評判や口コミをチェック
日本通信SIMが本当にやばいのかどうか、評判や口コミをチェックしてみましょう。
日本通信SIMのよい評判・口コミ


日本通信SIMのよい評判・口コミには、以下のようなものがあります。
”日本通信の3月分の携帯料金。安いので助かる。”
引用:X
“日本通信も安いね
mineoキャンペーンなければそっちにしてた”引用:X
“日本通信SIM安いし通信も特に必要ないです
楽天モバ使ったことないからわからない”引用:X
”わが家の場合〜 iphoneSEで、日本通信! 一番安い気がします♬”
引用:X
日本通信SIMのよい評判・口コミの多くは料金の安さに関するものです。安さ重視で格安SIMを選ぶのであれば、日本通信SIMはよい選択肢となるでしょう。
日本通信SIMのよくない評判・口コミ


日本通信SIMのよくない評判・口コミには、以下のようなものがあります。
“日本通信SIM安くていいけど下りが遅い iPhone17 proにしてau回線のやつにする”
引用:X
”日本通信SIMを使った感想
・20GBで1393円は安い
・1回の電話で5分以内なら通話無料があって安心
・通信速度が思っていたより遅かった
→平日昼間は別にいいが、休日でも遅くなるから通信を使ったチェックイン系がやりにくい
格安SIMだと5Gと4Gの違いがよくわからん
ということで、LIMNEMOに変える予定”引用:X
“日本通信ドコモSiM
マジでオススメしない
遅い、どころか繋がらない
このポストをするのにも一苦労”引用:X
“日本通信SiM相変わらずゲロ遅いけど今日はまた朝から一段と酷い。もはや通信制限。安けりゃいいというものでもないよね。”
引用:X
デメリットでも触れたとおり、通信速度の遅さはいくつかのユーザーの口コミが指摘しています。下り(ダウンロード)速度が遅いと、動画視聴やゲームアプリの利用時にストレスを感じやすくなるため要注意です。安さだけでなく通信速度も重視するなら、ほかの格安SIMも検討したほうがよいでしょう。
日本通信SIMを契約する方法
日本通信SIMを契約する方法を解説します。日本通信SIMの申し込み方法は、Web・スターターパック・取扱店舗の3つです。申し込みには、本人確認書類・本人名義のクレジットカード・メールアドレスが必要です。
Webから日本通信SIMに申し込む方法


Webから日本通信SIMに申し込む場合は、公式サイトの「お申込」ページから手続きを始めましょう。
Webから日本通信SIMに申し込む手順
- プランを選択する
- SIMカード or eSIMを選択する
- データ容量の上限設定やオプション選択を行う
- 利用規約などに同意する
- 本人確認を行う
- 個人情報や支払方法を登録する
マイナンバーカードがある場合、日本通信アプリを使うと本人確認が即時完了します。すぐに契約したい人は、マイナンバーカードとアプリを使った本人確認を利用してみてください。
スターターパックを使って日本通信SIMに申し込む方法


スターターパックを購入したあとの申し込み方法を解説します。申し込み窓口は、公式サイトの「お申込」ページです。
スターターパックを使って日本通信SIMに申し込む手順
- プランを選択する
- SIMカード or eSIMを選択する
- 「事前にスターターパックを購入した」を選択する
- データ容量の上限設定やオプション選択を行う
- 利用規約などに同意する
- 本人確認を行う
- 個人情報や支払方法を登録する
SIMカードのタイプを選んだあと、「事前にスターターパックを購入した」を選択しなければ余計に初期手数料が発生するため注意しましょう。ほかの手順は、Webから申し込む場合と同じです。
店頭で日本通信SIMに申し込む方法


日本通信SIMに専門店はありませんが、対面契約が可能な店舗はあります。公式サイトから最寄りの取扱店舗をチェックしておきましょう。
対面手続きの場合はMNPワンストップでの契約ができないケースがあります。また、対面手続きではeSIMを選択できない可能性もあるため、事前に店舗に問い合わせておきましょう。
日本通信SIM以外のおすすめ格安SIM3選
日本通信SIM以外におすすめの格安SIMを3つ紹介します。
格安SIM | タイプ | 回線 | 月額料金 | データ容量プラン | 通話料金 | かけ放題オプション | 最低契約期間 | 支払方法 | 実店舗 | 審査有無 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
〜1GB | 2〜3GB | 4〜10GB | 11〜20GB | 21〜30GB | 31GB〜 | ||||||||||
povo | MNO | au回線 | 990円 | 990円 | 2,700円 | 2,700円 | 2,780円 | 3,770円〜 | データ追加1GB(7日間)・データ追加3GB(30日間)・データ追加1GB(180日間)・データ追加20GB(30日間)・データ追加30GB(30日間)・データ追加60GB(90日間) ・データ追加300GB(90日間)など | 22円/30秒 | 5分かけ放題・無制限かけ放題 | なし | クレジットカード・ペイディ(コンビニ払い・銀行振込・口座振替) | なし | あり |
楽天モバイル | MNO | 楽天回線 | 1,078円 | 1,078円 | 2,178円 | 2,178円 | 3,278円 | 3,278円 | 3GB・20GB・無制限 | 無料(専用アプリ使用時) | 15分以内かけ放題・無制限かけ放題 | なし | クレジットカード・口座振替 | あり | あり |
サンシスコン | MVNO | ドコモ回線 ソフトバンク回線 |
3,278円〜 | 3,580円〜 | 4,680円〜 | 4,980円〜 | 6,980円〜 | 6,980円〜 | 1GB・3GB・5GB・10GB・20GB・25GB・50GB・100GB | – | 無制限かけ放題 | 利用開始から6か月 | クレジットカード・口座振替・コンビニ決済 | あり | なし |
povo


povoの概要 | ||
---|---|---|
格安SIM | povo | |
タイプ | MNO | |
回線 | au回線(オンライン専用ブランド) | |
月額料金 | 〜1GB | 990円 |
2〜3GB | 990円 | |
4〜10GB | 2,700円 | |
11〜20GB | 2,700円 | |
21〜30GB | 2,780円 | |
31GB〜 | 3,770円〜 | |
データ容量プラン | データ追加1GB(7日間)・データ追加3GB(30日間)・データ追加1GB(180日間)・データ追加20GB(30日間)・データ追加30GB(30日間)・データ追加60GB(90日間) ・データ追加300GB(90日間)など | |
通話料金 | 22円/30秒 | |
かけ放題オプション | 5分かけ放題・無制限かけ放題 | |
最低契約期間 | なし | |
支払方法 | クレジットカード・ペイディ(コンビニ払い・銀行振込・口座振替) | |
実店舗 | なし | |
審査有無 | あり |
日本通信SIMの通信速度低下が気になる人には、povoがおすすめです。povoはauのオンライン専用ブランドで、auと同じ回線を使うMNOなので、繋がりやすさや通信速度は優れています。
povoは基本料金0円で、必要なデータ容量をほしいときに追加するトッピング方式を採用しています。月によってデータ容量の消費度合いが違う人でも、無駄なく便利に使いやすいでしょう。サブ回線として契約したり、まとめてお得に数か月分のデータ容量を購入したりと自由に使えます。
ただし、店舗でのサービスが受けられない点には要注意です。実店舗で相談・申し込みがしたい人や、都度トッピングするのが面倒な人は、別の格安SIMを検討してみましょう。
楽天モバイル


楽天モバイルの概要 | ||
---|---|---|
格安SIM | 楽天モバイル | |
タイプ | MNO | |
回線 | 楽天回線 | |
月額料金 | 〜1GB | 1,078円 |
2〜3GB | 1,078円 | |
4〜10GB | 2,178円 | |
11〜20GB | 2,178円 | |
21〜30GB | 3,278円 | |
31GB〜 | 3,278円 | |
データ容量プラン | 3GB・20GB・無制限 | |
通話料金 | 無料(専用アプリ使用時) | |
かけ放題オプション | 15分以内かけ放題・無制限かけ放題 | |
最低契約期間 | なし | |
支払方法 | クレジットカード・口座振替 | |
実店舗 | あり | |
審査有無 | あり |
「クレジットカードなしで契約したい」「データ容量を無制限に使いたい」という人には、楽天モバイルがおすすめです。楽天モバイルは、独自の楽天回線を利用してサービスを提供しています。
料金プランが特徴的で、3GB・20GB・無制限と使った分で料金が変わります。20GBを超えると3,278円で無制限に使えるのはリーズナブルなので、大容量プランを探している人にはおすすめです。口座振替にも対応しているため、クレジットカードなしでも契約できます。
ただし、場所によっては繋がりにくかったり通信速度が遅くなったりしやすい点には注意が必要です。もしものときに備えて別のサブ回線を契約しておくと、費用を抑えて利用できます。
サンシスコン


サンシスコンの概要 | ||
---|---|---|
格安SIM | サンシスコン | |
タイプ | MVNO | |
回線 | ドコモ回線 ソフトバンク回線 |
|
月額料金 | 〜1GB | 3,278円〜 |
2〜3GB | 3,580円〜 | |
4〜10GB | 4,680円〜 | |
11〜20GB | 4,980円〜 | |
21〜30GB | 6,980円〜 | |
31GB〜 | 6,980円〜 | |
データ容量プラン | 1GB・3GB・5GB・10GB・20GB・25GB・50GB・100GB | |
通話料金 | – | |
かけ放題オプション | 無制限かけ放題 | |
最低契約期間 | 利用開始から6か月 | |
支払方法 | クレジットカード・口座振替・コンビニ決済 | |
実店舗 | あり | |
審査有無 | なし |
日本通信SIMの審査に落ちてしまった人には、サンシスコンがおすすめです。
サンシスコンは、他の格安SIMとは違って審査なしで契約できるのが特徴のサービスです。口座振替やコンビニ決済が利用できるため、クレジットカードを持っていない人でも利用できます。プランは1〜100GBまで豊富なので、自分に合うプランが見つかるでしょう。
サンシスコンのスマホはレンタル扱いなので購入は不要です。契約後6か月目に個人名義に切り替わるため、審査なしで自分名義のスマホを持つことができます。他の格安SIMの審査に落ちてしまった人は、ぜひサンシスコンの利用を検討してみてください。
サンシスコンのレンタルスマホの特長
- レンタルなのでスマホを購入する必要がない(契約6か月目でスマホプレゼント)
- 審査や与信がない(金融系、携帯未払い系ブラックでも審査通過)
- クレジットカードはもちろんのこと、銀行口座も不要(銀行振込)
- 通話し放題、通信(パケット)し放題(安心の大手キャリア回線)
- 初期費用のみでスマホを利用でき、月額料金はあと払い
詳しくは、ぜひ以下のページをチェックしてみてください。
日本通信SIMに関するよくある質問
日本通信SIMに関するよくある質問とその回答を紹介します。
日本通信SIMで端末は購入できる?


2025年4月時点では、日本通信SIMは端末とSIMのセット販売をしていません。端末は購入できないため、別途利用できる端末を用意する必要があります。ドコモ回線対応の端末か、SIMフリーの端末が利用可能です。
日本通信SIMの対応機種は?


日本通信SIMはドコモ回線を利用するため、ドコモ回線対応の端末が利用できます。または、SIMフリーの端末も利用可能です。
日本通信SIMはタブレットでも使える?


日本通信SIMはタブレットでも利用可能です。スマホと同じく、ドコモ回線対応のものかSIMフリーの端末を用意しましょう。