

楽天モバイルは解約手続き後すぐに回線が停止するため、消費しているデータ容量に応じて解約月の料金が異なります。そのため、楽天モバイルを損することなく解約するなら、ベストなタイミングの見極めが必要です。
とはいえ、解約にはいくつか注意点もあるため、「いつ楽天モバイルを解約すべきかわからない」「今楽天モバイルを解約するとどうなるのか知りたい」といった人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、注意点を考慮したうえで楽天モバイルを解約するベストなタイミングを解説します。乗り換え先におすすめの格安SIMなども紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
楽天モバイルを解約するベストなタイミング
2025年4月1日以降、回線の利用開始日から1年以内に回線契約を解約すると、解約事務手数料として料金プランの月額最低利用料金1か月分が請求されるようになりました。
とはいえ、楽天モバイルからの乗り換え先におすすめの格安SIMにあるように楽天モバイルよりも遥かに安い格安SIMは他にもたくさんあるのと、解約事務手数料もそれほど大きな額ではないため、もうすぐ1年を迎えるケースを除き、無理に1年以上利用する必要はないでしょう。
なお、月の途中で解約した場合でも料金は日割り計算されず、解約手続きをしたタイミングで使用していたデータ容量に応じて料金が請求されます。また解約した時点で回線は利用できなくなる点にも注意が必要です。
以上を踏まえ、楽天モバイルを解約するベストなタイミングを解説します。
20GB以上使ったなら月末


すでに20GB以上使っている場合、以降はどれだけデータ通信を行っても料金は3,278円です。そのため、データ容量の消費が20GBを超えているなら、月末の締日直前に解約したほうが無駄なく楽天モバイルの回線を利用できるといえるでしょう。
3GB・20GB未満の使用なら不要になった時点


月のデータ容量消費が3GB以下・20GB以下の場合は、不要になった時点で回線を解約することをおすすめします。解約月の支払いは、データ使用量3GB以下であれば1.078円、20GB以下であれば2,178円に抑えられるためです。
オプションは不要になった時点


オプションの月額料金は、回線の料金プランとは異なり基本的に日割り計算されます。したがって、不要になった時点で解約したほうが、余計なオプション料金を支払わずに済むでしょう。
楽天モバイルの解約方法
楽天モバイルの解約方法を、MNP転出するかどうかに分けて解説します。
MNP転出で他社に乗り換える方法


電話番号を引き継いで他社に乗り換える場合、MNP転出の手続きが必要です。MNP転出にはMNP予約番号の発行が必要なケースがあります。
MNP転出の手順(MNP予約番号を発行する場合)
- my 楽天モバイルにログインし、「契約プラン」を開く
- 「その他のお手続き」から「各種手続きに進む」を選択する
- 「他社へのお乗り換え(MNP)」を選択する
- 注意事項を確認・同意のうえ「次へ進む」を選択する
- 必要事項を入力し「MNP予約番号を発行する」を選択する
- ワンタイムパスワードを入力して「認証する」を選択する
- 表示されるMNP予約番号を控える
- 乗り換え先に契約を申し込む
なお、乗り換え先の携帯会社が「MNPワンストップ制度」に対応していれば、MNP予約番号を発行せず、乗り換え先に申し込むだけでMNP転出が可能です。
MNP転出なしで解約する方法


MNP転出をせずに楽天モバイルを解約する手順は以下のとおりです。
楽天モバイルの解約手順
- my 楽天モバイルにログインする
- 「その他のお手続き」から「各種手続きに進む」を選択する
- 「解約のお手続き」から「解約」を選択する
- 解約に関する注意事項を確認する
- アンケートに回答し、「解約内容を確認する」を選択する
- ワンタイムパスワードを入力して「認証する」を選択する
- 「解約を完了する」を選択する
この方法で解約した場合、割り当てられていた電話番号は使えなくなります。電話番号を引き継いだまま他社へ乗り換えたい場合は、「MNP転出で他社に乗り換える方法」をチェックしてください。
オプションの解約方法


オプションの解約方法は、以下のとおりです。
オプションの解約方法
- my 楽天モバイルにログインする
- 「製品情報」内の「全ての製品情報」を選択する
- 解約したいオプションサービス部分にある「解約する」を選択する
- 解約理由を選択して「解約する」を選択する
楽天モバイルの解約時の注意点
楽天モバイルの解約時の注意点をいくつか紹介します。
1年以内の解約には違約金がかかる


2025年4月1日から、回線契約日より1年以内で回線を解約すると、解約事務手数料として料金プランの最低月額料金1か月分が請求されるようになりました。金額は大きくないものの、解約金が発生するようになったことは把握しておきましょう。
家族割引が適用されなくなる可能性がある


楽天モバイルを家族で利用することで割引を受けられる「最強家族プログラム」を適用している場合、解約によって割引が適用されなくなる可能性があります。とくに、自分が代表者として適用している場合、参加者全員がプログラムの対象外となってしまう点には注意してください。
オプションは自分で解約する必要がある


端末に付くオプションである「製品保証オプション」「買い替え超トクプログラム」などは、回線契約を解除しても自動解約されません。不要な場合は、回線の解約手続きとは別にオプションの解約手続きも必要です。
Rakuten Drive利用中なら上限容量が制限される


クラウドサービスのRakuten Driveを利用している場合、楽天モバイルを解約すると上限容量が50GBから10GBに小さくなります。10GB以上の容量を利用している場合はとくに要注意です。
楽メールのアカウントが削除される


楽天モバイルのキャリアメールである楽メールは、楽天モバイルの解約から31日経過後、アカウント・データが削除されます。楽メールを継続利用したい場合は、解約から31日以内に有料オプションサービスの「楽メール持ち運び」の申し込みが必要です。
楽天モバイルからの乗り換え先におすすめの格安SIM
楽天モバイルからの乗り換え先におすすめの格安SIMを紹介します。なお、楽天モバイルを含む本当に使える格安スマホについては、次の記事で詳しく紹介しています。より多くの格安SIMを比較したい場合は、ぜひチェックしてみてください。
格安SIM | タイプ | 回線 | 月額料金 | データ容量プラン | 通話料金 | かけ放題オプション | 最低契約期間 | 支払方法 | 実店舗 | 審査有無 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
〜1GB | 2〜3GB | 4〜10GB | 11〜20GB | 21〜30GB | 31GB〜 | ||||||||||
povo | MNO | au回線 | 990円 | 990円 | 2,700円 | 2,700円 | 2,780円 | 3,278円〜 | データ追加1GB(7日間)・データ追加3GB(30日間)・データ追加1GB(180日間)・データ追加20GB(30日間)・データ追加30GB(30日間)・データ追加60GB(90日間) ・データ追加300GB(90日間)など | 22円/30秒 | 5分かけ放題・無制限かけ放題 | なし | クレジットカード・ペイディ(コンビニ払い・銀行振込・口座振替) | なし | あり |
日本通信SIM | MVNO | ドコモ回線 | 290円 | 1,390円 | 1,390円 | 1,390円 | 2,178円 | 2,178円〜 | 1GB・20GB・50GB | 11円/30秒 | 5分かけ放題・月70分無料・無制限かけ放題 | なし | クレジットカード | なし | あり |
LINEMO | MNO | ソフトバンク回線 | 990円 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 | 2,970円 | – | 3GB・10GB・30GB | 22円/30秒 | 5分かけ放題・無制限かけ放題 | なし | クレジットカード・口座振替 | なし | あり |
サンシスコン | MVNO | ドコモ回線・ソフトバンク回線 | 3,278円〜 | 3,580円〜 | 3,980円〜 | 4,680円〜 | 4,980円〜 | 6,980円〜 | 1GB・3GB・5GB・10GB・20GB・25GB・50GB・100GB | 無料 | 無制限かけ放題 | 6か月 | 口座振替・銀行振込・コンビニ決済 | あり | なし |
povo


povoの概要 | ||
---|---|---|
格安SIM | povo | |
タイプ | MNO | |
回線 | au回線(オンライン専用ブランド) | |
月額料金 | 〜1GB | 990円 |
2〜3GB | 990円 | |
4〜10GB | 2,700円 | |
11〜20GB | 2,700円 | |
21〜30GB | 2,780円 | |
31GB〜 | 3,770円〜 | |
データ容量プラン | データ追加1GB(7日間)・データ追加3GB(30日間)・データ追加1GB(180日間)・データ追加20GB(30日間)・データ追加30GB(30日間)・データ追加60GB(90日間) ・データ追加300GB(90日間)など | |
通話料金 | 22円/30秒 | |
かけ放題オプション | 5分かけ放題・無制限かけ放題 | |
最低契約期間 | なし | |
支払方法 | クレジットカード・ペイディ(コンビニ払い・銀行振込・口座振替) | |
実店舗 | なし | |
審査有無 | あり |
povoは、auのオンライン専用ブランドです。auとまったく同じ回線を使うMNOなので、繋がりやすさや通信速度は優れています。
povoは基本料金0円で、必要なデータ容量をほしいときに追加するトッピング方式を採用しています。月によってデータ容量の消費度合いが違う人でも、無駄なく便利に使いやすいでしょう。サブ回線として契約したり、まとめてお得に数か月分のデータ容量を購入したりと自由に使えます。
ただし、店舗でのサービスが受けられない点には要注意です。実店舗で相談・申し込みがしたい人や、都度トッピングするのが面倒な人は、別の格安SIMを検討してみましょう。
日本通信SIM


日本通信SIMの概要 | ||
---|---|---|
格安SIM | 日本通信SIM | |
タイプ | MVNO | |
回線 | ドコモ回線 | |
月額料金 | 〜1GB | 290円 |
2〜3GB | 1,390円 | |
4〜10GB | 1,390円 | |
11〜20GB | 1,390円 | |
21〜30GB | 2,178円 | |
31GB〜 | 2,178円〜 | |
データ容量プラン | 1GB・20GB・50GB | |
通話料金 | 11円/30秒 | |
かけ放題オプション | 5分かけ放題・月70分無料・無制限かけ放題 | |
最低契約期間 | なし | |
支払方法 | クレジットカード | |
実店舗 | なし | |
審査有無 | あり |
日本通信SIMは、日本初のMVNOを展開した日本通信が提供する格安SIMです。ドコモ回線を借りてサービスを提供しています。
日本通信SIMの魅力は月額料金の安さです。1GB・20GB・50GBのいずれも、他社の同データ容量のプランと比べても最安級で、とにかく費用を抑えたいという人に適しています。とくに小容量プランを検討している人や、サブ回線を探している人にピッタリです。
一方、日本通信SIMはMVNOなのでMNOと比べると、混雑する時間帯には通信速度が低下しやすい点には要注意です。
LINEMO


LINEMOの概要 | ||
---|---|---|
格安スマホ | LINEMO | |
タイプ | MNO | |
回線 | ソフトバンク回線 | |
月額料金 | 〜1GB | 990円 |
2〜3GB | 990円 | |
4〜10GB | 2,090円 | |
11〜20GB | 2,970円 | |
21〜30GB | 2,970円 | |
31GB〜 | – | |
データ容量プラン | 3GB・10GB・30GB | |
通信速度 ※みんなの回線速度(2024年2月6日) |
下り:106.28Mbps 上り:17.4Mbps |
|
通話料金 | 22円/30秒 | |
かけ放題オプション | 5分かけ放題・無制限かけ放題 | |
最低契約期間 | なし | |
支払方法 | クレジットカード・口座振替 | |
実店舗 | なし | |
審査有無 | あり |
LINEMOは、ソフトバンクのオンライン専用ブランドです。MNOなので、MVNOのサービスと比べると通信速度や繋がりやすさは安定しています。
一番の特徴はLINEでのギガ消費がない点です。LINEでの通話や写真・動画のやりとりなどを行う人は、他社よりも小容量のプランを利用して費用を抑えられるでしょう。3GB・10GBのプランは比較的リーズナブルです。
一方、オンライン専用ブランドなので、ソフトバンクショップでの店頭サービスはありません。実店舗でサービスを受けたい人は、ほかの格安SIMを検討してみてください。
サンシスコン
「楽天モバイルの料金滞納がある」「楽天モバイルが強制解約される前に自分で解約した」という人には、レンタル携帯MVNOサンシスコンがおすすめです。
レンタル携帯MVNOサンシスコンは、ブラックでも審査なしで契約できる格安SIMサービスです。契約時はレンタルスマホですが、契約6か月目で個人名義に切り替わります。他社の審査に落ちてしまった人や信用情報に問題がある人でも、審査なしで自分名義のスマホを持つことが可能です。
サンシスコンのレンタルスマホの特長
- レンタルなのでスマホを購入する必要がない(契約6か月目でスマホプレゼント)
- 審査や与信がない(金融系、携帯未払い系ブラックでも審査通過)
- クレジットカードはもちろんのこと、銀行口座も不要(銀行振込)
- 通話し放題、通信(パケット)し放題(安心の大手キャリア回線)
- 初期費用のみでスマホを利用でき、月額料金はあと払い
サンシスコンの概要 | ||
---|---|---|
サービス名 | サンシスコン | |
データ容量プラン | 1GB・3GB・5GB・10GB・20GB・25GB・50GB・100GB | |
初期費用 | 330円~ | |
端末購入 | ◯ | |
SIMカードのみ契約 | ◯ | |
支払方法 | 月額料金 | 口座振替 銀行振込 コンビニ決済 |
初期費用 | 現金 コンビニ決済 |
|
契約に必要なもの | 身分証明書 | |
回線 | ドコモ回線・ソフトバンク回線 |
ほぼ審査なしの格安SIMの初期費用は3,000円以上の場合がほとんどですが、サンシスコンの初期費用はSIMカードのみなら330円〜、端末セットでも2,000円以下の初期費用で契約できます。取扱端末には1円でレンタルできるものもあるため、初期費用を抑えてスマホを持ちたい人にもおすすめです。
サンシスコンの取扱端末の例 | |
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機種 | 価格 |
Xperia Ace | 1円 |
arrowsWe | 980円 |
iPhone 7 | 2,980円 |
XperiaAce Ⅲ | 4,980円 |
サンシスコンの月額料金の支払方法は、口座振替・銀行振込・コンビニ決済の3種類から選べます。審査なしの格安SIMの多くは口座振替での支払いが必要で、契約にキャッシュカードや預金通帳が求められる場合がほとんどです。これに対してサンシスコンは、銀行口座がなくても契約できます。
サンシスコンの料金プランは、小容量の1GBプランから大容量の100GBまでさまざまです。用途によって、過不足なく必要なデータ容量のプランを選択できます。いずれのデータ容量のプランも、審査なしの格安SIMのなかでは最安級のリーズナブルな料金で利用可能です。
サンシスコンの月額料金 | |
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データ容量 | 月額料金 |
1GB | 口座振替:3,278円 銀行振込:4,278円 コンビニ決済:4,608円 |
3GB | 口座振替:3,580円 銀行振込:4,580円 コンビニ決済:4,910円 |
5GB | 口座振替:3,980円 銀行振込:4,980円 コンビニ決済:5,310円 |
7GB | 口座振替:4,380円 銀行振込:5,380円 コンビニ決済:5,710円 |
10GB | 口座振替:4,680円 銀行振込:5,680円 コンビニ決済:6,010円 |
20GB | 口座振替:4,980円 銀行振込:5,980円 コンビニ決済:6,310円 |
25GB | 口座振替:5,580円 銀行振込:6,580円 コンビニ決済:6,910円 |
50GB | 口座振替:6,980円 銀行振込:7,980円 コンビニ決済:8,310円 |
100GB | 口座振替:9,800円 銀行振込:10,800円 コンビニ決済:11,130円 |
「とにかくコストをかけずにブラックでも契約できる格安SIMを利用したい」「クレジットカードや銀行口座なしで契約できる格安SIMを利用したい」という場合は、ぜひサンシスコンの利用を検討してみてください。
サンシスコンの評判や口コミ、メリット・デメリットについては次の記事で詳しく紹介しています。ぜひあわせて参考にしてみてください。
楽天モバイルの解約タイミングに関するよくある質問
楽天モバイルの解約タイミングに関するよくある質問とその回答を紹介します。
楽天モバイルの解約のベストなタイミングは毎月15日ですか?


楽天モバイルの解約のベストなタイミングは毎月15日だとは限りません。消費しているデータ容量の状況に応じて、以下のタイミングがベストだと考えられます。
楽天モバイルの解約のベストなタイミング
- 20GB以上消費している:月末の締日直前
- 3GB・20GB以下しか消費していない:不要になったタイミング
楽天モバイルを月の途中で解約するとどうなる?


楽天モバイルを月の途中で解約すると、その時点で回線は利用できなくなります。解約月の料金は日割り計算されず、解約した時点までに消費したデータ容量に応じて決まる点には注意してください。
楽天モバイルの180日ルールとは?


楽天モバイルの180日ルールとは、楽天モバイルの料金プランを契約後、180日間まったく回線を使用しなかった場合、通知のうえで回線の利用が停止される規約のことです。一般的な使い方をしていれば、とくに気にする必要はありません。
楽天モバイルを強制解約されたらどうなる?


楽天モバイルを強制解約されたら、楽天モバイル社内のブラックリスト入りしてしまうリスクがあります。この場合、当面の間楽天モバイルの再契約は難しいと考えたほうがよいでしょう。
また、楽天モバイルの携帯料金を滞納している場合は、不払い者情報として携帯会社間で共有されます。料金を滞納している限りは、楽天モバイル以外の携帯会社との契約も困難です。
滞納している料金の中に端末の分割購入料金が含まれているケースでは、信用情報にも傷が入ってしまいます。携帯の契約だけでなく、クレジットカードやローン契約もできなくなってしまう可能性があるため注意が必要です。
携帯のブラックリストについては、以下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。
サンシスコンなら、上記のようなブラックな状態でもスマホを持つことができます。楽天モバイルの強制解約後、スマホを契約できず困っている場合はぜひご相談ください。