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携帯ブラックリストに登録されると、携帯電話の新規契約や名義変更、端末の分割購入など、多くの契約ができなくなります。携帯ブラックリストは多くの携帯会社間で共有されているため、登録による影響は大きいといえるでしょう。
しかし、携帯ブラックリストに登録される条件や、自分が登録されているかの確認方法は一般にはあまり知られていないため、「携帯ブラックリストに登録される原因や影響を知りたい」「自分が携帯ブラックリストに載っているのか調べたい」といった声が上がっています。
そこで本記事では、携帯ブラックリストとは何かを徹底解説します。携帯ブラックリストに載っているかの調べ方や、携帯ブラックリストに登録されたままでも携帯を契約する方法なども紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
これを読めば、携帯ブラックリストとは何か登録される原因やできなくなることを理解でき、ブラックリストに登録されていても携帯を契約するためのヒントを得られますよ。
目次
携帯ブラックリストとは?
携帯ブラックリストは、携帯電話の契約に影響するブラックリストのひとつです。ここでは、携帯ブラックリストの概要や登録される原因、ほかのブラックリストとの違いなどを解説します。
携帯ブラックリストの概要
携帯ブラックリストとは、携帯代を滞納している人が登録される不払い者情報のことです。不払い者情報はTELESA(一般社団法人 テレコムサービス協会)やTCA(一般社団法人 電気通信事業者協会)などの団体が管理しており、会員登録している携帯会社間で共有されています。
au・ドコモ・ソフトバンクなどの大手キャリアはもちろん、主要な格安SIM各社もTELESA・TCAの会員です。携帯ブラックリストに登録されると、大半の携帯会社にその情報が知られていると考えたほうがよいでしょう。
携帯ブラックリストに登録される原因は携帯代の滞納です。TELESAやTCAの会員の携帯会社のユーザーが携帯代を滞納すると不払い者情報に登録され、他の会員登録している携帯会社にもその情報が共有されます。
携帯ブラックリストとほかのブラックリストとの違い
携帯の契約に影響するブラックリストには、携帯ブラックリスト以外に社内ブラックリストと金融ブラックリストがあります。それぞれのブラックリストの特徴は以下の表のとおりです。
ブラックリスト | 登録される原因 | 管理団体 | 共有範囲 |
---|---|---|---|
携帯ブラックリスト | ・携帯代の滞納 | TELESAやTCA | TELESAやTCAの会員企業 |
社内ブラックリスト | ・携帯代の滞納 ・利用意思のない短期解約 ・不正利用 ・虚偽申告 |
キャリアや携帯会社 | 社外へは非共有 |
金融ブラックリスト | ・クレジットカードの支払い遅延 ・ローンの支払い遅延 ・債務整理 |
信用情報機関 | 信用情報機関の加盟企業 |
社内ブラックリストは、携帯会社が自社内で管理するブラックリストです。携帯代の長期滞納やサービス利用意思のない短期解約などを行った自社ユーザーが登録されます。携帯ブラックリストと違って他の携帯会社へ情報が共有されることはありませんが、登録されている携帯会社とは契約できなくなります。
なお、通常の短期解約ならブラックリスト入りのリスクはありません。ブラックリスト入りする可能性があるのは、特典適用を目的に乗り換えを繰り返す「携帯乞食行為」や、転売を目的とした短期解約などです。詳しくは以下の記事で解説しているので、気になる人はチェックしてみてください。
金融ブラックリストは、信用情報に基づくブラックリストです。クレジットカード・ローン・借金の支払い遅延や債務整理などが登録される原因で、信用情報機関に加盟している企業間で情報が共有されています。携帯関連以外の支払い遅れが登録原因となる点が携帯ブラックリストとの違いのひとつです。
携帯ブラックリストに登録されているかの調べ方
自分が携帯ブラックリストに登録されているかどうかは、これまで契約したことがある携帯会社の窓口に問い合わせることで確認できます。各社の問い合わせ窓口の連絡先は、TELESAとTCAの公式ページで確認可能です。
携帯ブラックリストに載っているとできない可能性があること
携帯ブラックリストに載っている状態ではできない可能性があることを3つ紹介します。
SIMの契約
携帯ブラックリストに登録されていると、不払い者情報を共有している携帯会社でのSIMの契約ができません。携帯代を滞納し続けて強制解約となった場合、そのまま新たに別の携帯会社と契約するのは難しいといえるでしょう。
名義変更
携帯ブラックリストに登録されている人は、携帯の名義変更ができない可能性があります。新規契約ができないからといって他人に新規契約してもらってから自分名義に変更する、といったことはできません。
端末の分割購入
端末の分割購入時の審査にも、不払い者情報が活用されていると考えられます。携帯ブラックリストに登録されている状態では、端末の分割購入は難しいでしょう。
携帯ブラックリストの消し方と消えるまでの期間
携帯ブラックリストの消し方と消えるまでの期間を解説します。
ブラックリストの消し方についての詳しい記事は以下で確認できます。
滞納している料金を完済すればすぐに消える
携帯ブラックリストは、滞納している携帯代を完済すればすぐに消去できます。不払い者情報は携帯代の滞納情報を登録しているもので、滞納がなくなれば情報もなくなるためです。SIM契約や名義変更、端末の分割購入をしたい場合、まずは滞納している携帯代の支払いを終えましょう。
契約解除後5年経過すると消える
滞納している携帯代を完済しなくても、携帯会社から契約を解除されて5年経過時点を目安に不払い者情報は削除されます。ただし、携帯代を長期間滞納したままだとほぼ確実に社内ブラックリストに登録されるうえ、訴訟リスクもある点には要注意です。
携帯ブラックリストに載っていても携帯を契約する方法
携帯ブラックリストに載っていても携帯を契約する方法を4つ紹介します。
審査が緩い携帯会社と契約する
携帯ブラックリストが原因で携帯の契約ができない人は、審査が緩い格安SIMなどの携帯会社に申し込んでみましょう。審査が緩い携帯会社には、主に以下の2種類があります。
- 不払い者情報を共有していないTELESAやTCAなどの非会員
- 「ほぼ審査なし」「ブラックでも契約できる」と公言している携帯会社
TELESAやTCAの会員は、以下のリストで確認できます。リストに名前がない携帯会社を選べば、不払い者情報に登録されていても審査に通る可能性が比較的高いといえるでしょう。
不払い者情報を共有している携帯会社を公開しています。以下のリストに名前が載っていなければ、携帯ブラックリストの情報を共有していない比較的審査の緩い携帯会社です。
携帯ブラックリストに載っていても審査に通る可能性が高い携帯会社については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひあわせて参考にしてみてください。
親名義で契約する
どうしても審査に通らない場合は、親名義で契約するのも方法の1つです。携帯ブラックリストは携帯代を滞納している本人のみが登録されるため、家族は関係ありません。親が携帯ブラックリストに登録されていなければ、親に契約者名義になってもらい、自分を使用者にして契約することで携帯を持てます。
ただし、携帯会社の中には契約者と使用者が同じでなければ契約できないところもある点には要注意です。また、この方法では自分名義の携帯が持てないのもデメリットだといえます。
プリペイド携帯を利用する
格安SIMの審査にも通らず、親名義での契約も避けたい人は、プリペイド携帯の利用を検討してみてもよいでしょう。前払い制のプリペイド携帯なら、格安SIMの審査に落ちた人でも契約できる可能性があります。
一方、プリペイド携帯は料金が高めに設定されている傾向があるのがネックです。プリペイド携帯はあくまでも一時的な対処法として活用し、将来的には格安SIMや次に紹介するレンタル携帯サービスと契約した方が、コストを抑えて携帯を持てるでしょう。
レンタル携帯サービスを利用する
携帯代を節約しながら携帯を使いたい人は、レンタル携帯サービスの利用を検討してみてください。レンタル携帯サービスなら、携帯ブラックリストに登録されていてもほぼ確実に審査を通過できます。プリペイド携帯よりも料金が安いのも魅力です。
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詳しいサービスの内容は以下のページで詳しく紹介しています。携帯ブラックリストに登録されていて、携帯の契約ができずに困っている人は、ぜひチェックしてみてください。