携帯審査に通るか確認する方法を解説!

携帯電話を契約する際には、各種審査の通過が必要です。携帯電話契約時の審査に通るかどうかは、事前にある程度確認することができます。

しかし、携帯電話の審査にはいくつか種類があり、通るか調べる方法はそれぞれ異なるため、「どうすれば携帯の審査に通るか確認できるのかわからない」「携帯の審査に通らないときの対処法を知りたい」といった声が上がっています。

そこで本記事では、携帯電話契約時の審査別に、審査に通るか確認する方法を解説します。審査に通る方法や通らない原因、落ちたときの対処法も紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

これを読めば、携帯電話を申し込む前に審査に通るか確認する方法を理解でき、より確実に携帯電話を契約するためのヒントを得られますよ。

ブラックリストでも大丈夫!スマホが誰でも審査なしで持てる!

携帯電話の審査は3種類

携帯電話の審査には、分割審査・契約審査・名義変更の審査の3種類があります。

分割審査

分割審査とは?

携帯電話端末を分割購入する際に実施されるのが分割審査です。携帯代の滞納や強制解約、不適切な短期解約などの履歴がないかどうかに加え、クレジットカードやローンの利用・返済状況を記録した信用情報も参照されます。

契約審査

契約審査とは?

携帯会社と新規契約をする際には、契約審査が行われます。契約審査では、自社・他社で携帯代の滞納がないかどうかや、過去に自社で不適切な利用がなかったどうかがチェック事項です。分割審査のように、信用情報が確認されることはありません。

名義変更の審査

名義変更審査とは?

携帯電話の名義を変更する際には、名義変更の審査が行われます。審査の内容は契約審査と同様で、対象は名義変更先の新しい契約者です。

携帯審査に通るか確認する方法

携帯電話・スマホの審査に通るか事前に確認する方法を、審査の種類別に解説します。

携帯電話端末の分割審査に通るか確認する方法

携帯電話端末の分割審査に通るかどうか確認するには、自分が金融ブラックリストに登録されていないかをチェックしましょう。金融ブラックリストとは、信用情報機関に登録されている異動情報のことで、借金・ローンの返済やクレジットカードの料金支払いの遅れ、債務整理などが登録の原因です。

管理する信用情報機関には、株式会社シー・アイ・シー(CIC)・株式会社日本信用情報機構(JICC)・全国銀行個人信用情報センター(KSC)などがあります。自分の異動情報(ブラックリスト)が登録されているかどうかは、情報開示を請求することで確認できます。

信用情報機関 取り扱っている信用情報・金融事故
株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 消費者金融や信販会社が持つ情報
  • クレジットカードやローンに関する金融事故
株式会社日本信用情報機構(JICC)
  • 消費者金融や銀行などの幅広い金融機関が持つ情報
  • クレジットカードやローンに関する金融事故
  • 官報情報に公開される金融事故
全国銀行個人信用情報センター(KSC)
  • 銀行や信用金庫が持つ情報
  • 官報情報に公開される金融事故

自分が金融ブラックリストに入っているかどうか確認する方法は、以下の記事でさらに詳しく解説しています。クレジットカードやローン、アコムなどの消費者金融の与信審査に落ちた経験がある人は、ぜひ一度チェックしてみてください。

▶ブラックリストの確認方法とは?信用情報機関ごとの開示請求手順や費用などを解説

CICに開示請求する

CICに開示請求する方法は?

株式会社シー・アイ・シー(CIC)の情報開示は、インターネットか郵送で申し込めます。CICの窓口での申し込みは2023年2月で終了しました。インターネット・郵送での情報開示請求の受付時間・手数料・支払方法は、以下の表のとおりです。

CICでの情報開示請求の概要
方法 受付時間 手数料 支払方法
インターネット 8:00~21:45(年中無休) 500円 クレジットカード・キャリア決済
郵送 申し込みから10日ほどで開示報告書が届く 1,500円 コンビニ・ゆうちょ銀行

手数料が安く、すぐに開示結果を確認できるインターネットでの申し込みがおすすめです。インターネットからは、以下の手順で開示の申し込みができます。

インターネットでCICに情報開示を申し込む手順

  • 利用環境と支払方法を確認して利用規約に同意する
  • クレジット契約をしている電話番号で0570-021-717に電話をして受付番号を入手する
  • 認証コードを取得(キャリア決済の場合)
  • 指定のお客様情報を入力する
  • 利用手数料を決済する
  • 表示される開示情報を確認する

開示された情報のうち「保有期間」の欄に記載されているのが、ブラックリスト(異動情報)が削除される日です。保有期間が空欄の場合は完済できていないため、そのままではブラックリストが消えることはありません。

JICCに開示請求する

JICCに開示請求する方法は?

株式会社日本信用情報機構(JICC)への情報開示の申し込みは、スマホアプリか郵送から可能です。窓口での開示請求は現在休止しており利用できません。スマホアプリ・郵送での開示請求の受付時間・手数料・支払方法は、以下の表のとおりです。

JICCでの開示請求の概要
方法 受付時間 手数料 支払方法
スマホアプリ 年中無休
※午前3時〜午前4時、毎月第3木曜日の午前0時~午前8時を除く
データ:1,000円
郵送:1,300円
クレジットカード・コンビニ・ATM・ネットバンキング・キャリア決済
郵送 申込書類到着から7〜10日ほどで開示報告書が届く 1,300円 コンビニ

CICと同様に、手数料が安くすぐに開示報告書が確認できるスマホアプリでの申し込みがおすすめです。スマホアプリでの情報開示は、以下の手順で申し込めます。

スマホアプリでJICCの情報開示を申し込む手順

  • JICCスマホアプリをダウンロードする
  • アプリのトップページで「信用情報開示の申込」をタップ
  • 本人認証とお客様情報の入力を済ませる
  • 手数料を支払う
  • 開示結果を受け取る

異動参考情報等に、延滞・債権回収・破産申し立てなどの記載があれば、ブラックリスト入りしています。完済日や契約終了日に日付が記入されているものは、返済が完了している契約です。ブラックリストは、記載のある日付から5年経過すると削除されます。

KSCに開示請求する

KSCに開示請求する方法は?

全国銀行個人信用情報センター(KSC)への情報開示請求も、インターネットか郵送で申し込めます。それぞれの方法の受付時間・手数料・支払方法は以下のとおりです。

KSCでの開示請求の概要
方法 受付時間 手数料 支払方法
インターネット 年中無休
5日後には開示報告書がダウンロード可能
1,000円 クレジットカード、PayPay、キャリア決済
郵送 7〜10日程度で開示報告書が届く 1,679~1,800円 コンビニ

インターネット窓口を利用する場合、以下の手順で申し込めます。

インターネットでKSCに情報開示を申し込む手順

  • 注意事項などを確認のうえインターネット開示手続きに進む
  • メールアドレスを登録する
  • 申し込み情報を入力する
  • 本人確認の手続きをする
  • 手数料を決済する
  • 報告書のダウンロード用URLが記載されたメールが届く
  • 開示報告書をダウンロードして確認する

開示報告書のうち、「取引情報」は「完了区分発生日」に記載されている日付の5年後にブラックリストが削除されます。「官報情報」が消えるのは、「官報公告区分発生日」に記載されている日付から7年後です。

携帯電話回線の新規契約審査・名義変更審査に通るか確認する方法

携帯電話回線の新規契約審査・名義変更審査に通るか確認するには、携帯ブラックリストや社内ブラックリストに登録されていないかをチェックする必要があります。

携帯ブラックリストの確認方法

携帯ブラックリストの確認方法は?

携帯ブラックリストとは、携帯会社間で共有される不払い者情報に基づくブラックリストのことです。
携帯ブラックリストに載っている場合、携帯の新規契約や名義変更時の審査に通りづらくなります。

不払い者情報は、携帯代を滞納しているユーザーの情報です。TELESA(一般社団法人 テレコムサービス協会)やTCA(一般社団法人 電気通信事業者協会)などの団体が管理し、参加している企業に不払い者情報を共有しています。

したがって、TLESAやTCAに参加している携帯会社で携帯代を滞納していると、同じくTELESAやTCAに参加している他社には携帯代を滞納している事実が共有されるため、新規での契約は困難です。

自分が携帯ブラックリストに登録されているかどうかは、TELESAやTCAが公開している「不払い者情報交換 各社対応窓口」から契約したことがある携帯会社に問い合わせれば確認できます。携帯ブラックリストについてより詳しく知りたい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

▶携帯ブラックリストの消し方と調べ方を解説。ブラックリストの種類や原因、ブラックでも審査不要で契約できるサービスも紹介

社内ブラックリストの確認方法

社内ブラックリストの確認方法は?

携帯会社独自の社内ブラックリストに登録されている場合も、携帯の契約ができません。社内ブラックリストの存在は公表されていませんが、長期間にわたる料金滞納や不適切な短期解約、不正利用などをしたユーザーの情報が登録されると考えられます。

社内ブラックリストに入っているかどうかは、その携帯会社に申し込んでみる以外に確認する方法はありません。また、社内ブラックリストは他社に共有されないため、他の携帯会社であれば契約できる可能性があります。

主要キャリアの審査に通るか確認する方法

主要キャリアの審査に通るのかを確認する方法

主要なキャリアの審査に通るか確認する方法を紹介します。詳しくは各キャリアの公式サイトをチェックしてください。

ドコモの携帯審査に通るか確認する方法

ドコモの携帯電話の審査に通るかどうかは、以下の手順で「個別信用購入あっせん申し込み」を行うことで確認できます。

  • Wi-Fiを切断してmy docomoにアクセス
  • ページ下部の「電話機購入時確認サイト」をタップ
  • ネットワーク暗証番号を入力
  • 「個別信用購入あっせん契約申し込み」から「申し込みを希望する」をチェックして確認

ネットワーク暗証番号を忘れてしまった場合は、公式サイトで確認する方法をチェックしてください。審査にかかる時間は明言されていませんが、数日中には結果が確認できるでしょう。まったく問題なく審査に通った場合は、即日結果を確認できるケースもあります。

審査基準を満たしていない場合は、基準を満たしていない項目が表示されることがあります。表示された項目の審査基準をクリアしてから、再度審査を申し込んでみましょう。

携帯ブラックリストに入っているかどうかは、以下の表の問い合わせ窓口で確認できます。

不払い者情報の問い合わせ窓口
NTTドコモ
固定電話からの電話番号 0120-800-000
他社携帯からの電話番号 0120-800-000
自社携帯からの電話番号 151
受付時間 9:00〜20:00

ドコモで分割審査に落ちる原因や対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。ドコモで携帯電話を分割購入しようと考えている場合は、一度チェックしておいてください。

▶ドコモの分割審査に落ちる原因と対処法を解説!審査不要のブラックでもスマホを入手する方法も紹介

ソフトバンクの携帯審査に通るか確認する方法

ソフトバンクだけに限定した携帯審査に通るか確認する方法はありません。分割審査の場合は信用情報機関への情報開示請求を、契約審査の場合は不払い社情報共有者への問い合わせを行い、ブラックリストに載っていないかどうか確認しておきましょう。

不払い者情報の問い合わせ窓口
ソフトバンク
固定電話からの電話番号 0800-919-0157
他社携帯からの電話番号 0800-919-0157
自社携帯からの電話番号 157
受付時間 10:00〜19:00

ソフトバンクの分割審査に落ちる原因や対処法は、次の記事で詳しく紹介しています。ソフトバンクで携帯を分割購入するなら、ぜひ事前に確認しておきましょう。

▶ソフトバンクの分割審査に落ちた原因と対処法を解説!ブラックでも審査不要でスマホを持てる方法も紹介

auの携帯審査に通るか確認する方法

au個別に携帯の審査に通るか確認する方法はありません信用情報機関への開示請求や、不払い者情報共有者への問い合わせにより、ブラックリスト入りしているかどうかを確認しましょう。

不払い者情報の問い合わせ窓口
KDDI au
固定電話からの電話番号 0120-996-437
他社携帯からの電話番号 0120-996-437
自社携帯からの電話番号
受付時間 9:00〜20:00

auの分割審査については、次の記事で詳しく解説しています。落ちる原因や対処法を紹介しているので、auで携帯電話を買う際の参考にしてみてください。

▶auの分割審査に落ちた原因と対処法を解説!ブラックでも審査なしでスマホを入手する方法も紹介

楽天モバイルの携帯審査に通るか確認する方法

楽天モバイルの審査に通るか確認するなら、信用情報機関への開示請求不払い者情報共有者への問い合わせで、ブラックリストに載っていないかどうかを確認しましょう。ただし、「楽天モバイルは他社より少し審査が緩い」との声もあるため、ブラックリスト入りしていても申し込んで見る価値はあります。

不払い者情報の問い合わせ窓口
楽天モバイル
固定電話からの電話番号 050-5434-4653
他社携帯からの電話番号 050-5434-4653
自社携帯からの電話番号
受付時間 9:00〜17:00

ブラックリスト入りした状態から楽天モバイルを契約する方法は、次の記事で詳しく解説しています。これから楽天モバイルに申し込む人は、あわせて確認しておきましょう。

▶ブラックでも楽天モバイルを契約する方法を解説。審査落ちの理由や審査不要で契約できるサービスも紹介

UQモバイル・ワイモバイル・LINEMOの携帯審査に通るか確認する方法

UQモバイル・ワイモバイル・LINEMOといった大手キャリアのサブブランドでも、同様に各種審査が行われます。審査に通るか確認したいなら、信用情報機関への開示請求不払い者情報共有者への問い合わせブラックリスト入りしているかチェックしましょう。

不払い者情報の問い合わせ窓口
UQモバイル ワイモバイル LINEMO
固定電話からの電話番号 0120-929-777 0570-039-151 LINEMOカスタマーサポート(チャット)
他社携帯からの電話番号 0120-929-777 0570-039-151
自社携帯からの電話番号 151
受付時間 9:00〜20:00 10:00〜19:00 9:00〜20:00

以下の各記事では、ブラックでもUQモバイル・ワイモバイル・LINEMOを契約する方法を解説しています。ブラックリスト入りしていて審査落ちが心配な人は、事前にチェックしておきましょう。

▶ブラックでもUQモバイルを契約する方法を解説。審査落ちの理由や審査不要で契約できるサービスも紹介

携帯電話・スマホの審査に落ちる理由

携帯電話・スマホの審査に落ちる主な理由を5つ紹介します。

審査基準を満たしていない

審査基準をクリアしていない

審査基準をクリアしていなければ、一括購入でも携帯電話の契約はできません。審査を受けるための基準を満たしていない例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 提出書類に不備がある
  • 申し込み名義人が規定の年齢に達していない
  • 同一名義で契約できる回線数上限に達している

提出書類の不備は、本人確認書類の提出などでよく起こります。例えば、現住所と本人確認書類(免許証など)に記載の住所が違うなどが代表例です。

未成年者名義で申し込む場合は、その携帯会社が何歳から本人名義で契約できるとしているのかを確認する必要があります。契約できる年齢が18歳以上となっているところに、未成年者が申し込んでも審査を通過できません。

同一名義で複数の回線を契約している場合にも注意が必要です。携帯会社が定める回線数上限をチェックし、オーバーしないか確認してから申し込みましょう。

信用情報に傷がある

信用情報に問題がある

信用情報機関であるCICやJICCなどが保管している信用情報に傷があると、主に分割審査の通過が困難です。信用情報に傷がつく原因には、クレジットカードやローンの支払い遅延・借金返済の滞納・携帯電話端末の分割払い遅れ・債務整理などが挙げられます。

携帯代を滞納している

携帯料金を滞納している

携帯料金を滞納している場合、不払い者情報による携帯ブラックリストに登録されているため、契約審査の通過は困難です。滞納しているのが他社の携帯代であっても、不払い者情報を共有している携帯会社であれば、滞納の事実を知られています。

過去に強制解約されたことがある

強制解約された経験がある

過去に携帯料金の滞納などが原因で強制解約された経験がある携帯会社では、契約審査の通過は難しいでしょう。携帯料金の滞納による携帯ブラックリストは料金を支払えばすぐに解消するものの、強制解約による社内ブラックリストは、半永久的に残る可能性があるため要注意です。

強制解約されることのリスクや対処法については、以下の記事で解説しています。過去に強制解約されたことがある場合は、一度確認してみてください。

▶携帯を強制解約されるとどうなる?復活方法や解約までの流れ、影響について解説

不適切な短期解約をしたことがある

短期解約を繰り返したことがある

転売やキャンペーンの適用などを目的とした短期解約を繰り返した携帯会社では、社内ブラックリストに登録されている可能性があります。社内ブラックリストに載った状態では、その携帯会社との契約は懇談です。

ただし、通常の短期解約であれば社内ブラックリスト入りの心配はいりません。短期解約によるブラックリスト入りについては、以下の記事で詳しく解説しています。気になる場合は、あわせてチェックしてみてください。

▶短期解約をするとブラックリストになるのか?最低期間やブラックになった場合の対処法なども紹介

携帯電話・スマホの審査に通らないときの対処法

携帯電話・スマホの審査に通らないときの対処法を9つ紹介します。

審査基準をクリアしてから申し込む

審査基準を満たして申し込む

再度申し込む前に、審査を受けるための基準を満たしているかを確認しましょう。特に審査書類に不備があると何度申し込んでも審査に通らないため、適切な書類を揃えるようにしてください。

未成年者が申し込む場合は、親名義で申し込む・親権者の同意書を持参するなど対策しましょう。同一名義での回線上限に達している場合は、回線を一部解約してから新しく申し込んでください。

10万円以下の端末を購入する

10万円以下の比較的安価な端末を選ぶ

携帯電話を分割購入する際の分割審査は、購入価格が10万円を超えると厳しくなります。携帯会社によって基準はさまざまですが、購入価格が10万円以下であれば信用情報を確認されないケースもあるため、金融ブラックリスト入りしていても携帯電話を分割購入できる可能性があるでしょう。

ブラックリスト入りしていても携帯電話を分割購入できた体験談については、以下の記事で詳しく紹介しています。分割審査を通過できずに困っている場合は、ぜひ参考にしてみてください。

▶ブラックでも携帯分割できた!体験談からわかる審査通過のポイントを徹底解説

端末は一括購入するかSIMだけ契約する

携帯端末は一括で、またはSIMカードのみを契約する

携帯の分割審査の通過が難しい場合は、一括購入するかSIMだけ契約すれば、分割審査なしで携帯電話を契約できます。金融ブラックリスト入りしていて分割審査の通過が難しい場合は試してみてください。

滞納している携帯代を支払う

滞納している料金は完済する

携帯代を滞納している場合は、まず支払いを済ませましょう。携帯代の滞納による不払い者情報は、滞納している携帯代を支払えば解消します。不払い者情報による携帯ブラックリストが消えれば、携帯電話の契約ができる可能性が高まるでしょう。

なお、携帯代滞納による不払い者情報は、強制解約されてから5年を目安に削除されます。ただし、長期間滞納を続けると、訴訟や財産差し押さえのリスクもあるため、滞納を続けて不払い者情報が消えるのを待つのはおすすめできません。

携帯代を滞納するリスクや影響については、以下の記事でも解説しています。携帯代を滞納している人や、今後滞納してしまいそうな人は、一度チェックしてみてください。

▶携帯代を滞納するとどうなる?発生するリスクや対処法を解説

短期解約や強制解約をしたことがある携帯会社は避ける

過去に契約に問題があった携帯会社は避ける

不適切な短期解約や料金滞納などによる強制解約の履歴がある携帯会社では、社内ブラックリストに登録されている可能性があります。社内ブラックリストに入っていると契約審査の通過は難しいため、別の携帯会社を利用したほうがよいでしょう。

家族名義で契約をする

家族名義で申し込む

どうしても契約が難しい場合は、家族名義で契約するのも手のひとつです。自分がブラックリストに入っていても家族に影響はないため、家族がブラックリストに入っていなければ問題なく携帯を契約できるでしょう。

審査不要のレンタルスマホサービスを利用する

ブラックリストでも審査不要のレンタル携帯サービスがおすすめ

ブラックリストに登録されていても、審査なしのレンタル携帯サービスなら携帯を契約可能です。後述するプリペイド携帯と比較すると料金も安く、長期利用にも適しています。一括購入するよりも初期費用を抑えられるサービスもあるので要チェックです。

例えば、以下の表に示すようなレンタル携帯サービスがおすすめです。

種別 SIMタイプ 個人・法人 利用期間 データ通信量 最短利用開始
サンシスコン レンタル携帯
レンタルSIM
音声通話SIM 両方 6か月〜 1〜50GB 申込当日
店頭受け取り可能
ゲオあれこれ
レンタル
レンタル携帯
(SIMなし)
両方 1か月〜 申込翌日
ソフトバンク レンタル携帯 音声通話SIM 両方 3日〜 無制限 申込当日
店頭受け取り可能

そのほかのレンタル携帯サービスについては、以下の記事で紹介しています。複数のサービスをしっかり比較して選びたい場合は、ぜひチェックしてみてください。

▶スマホレンタルサービスのおすすめ10選!格安で審査不要のプランも紹介

サンシスコン|初期費用を抑えて自分名義のスマホを持てる

レンタル携帯MVNOサンシスコンでは、最安級980円(SIMカードのみの契約なら550円)の初期費用で、かけ放題つき1GBプランが月額3,278円で利用できます。また、一定期間経過するとレンタルしたスマホが個人名義に切り替わるため、スマホの返却は不要です。

サンシスコンの概要
項目 サンシスコン
月額料金(税込)
※かけ放題つき
3,278円〜
データ容量 1〜50GB
初期費用 550円〜
SIMのみ契約
支払方法 口座振替・銀行振込・クレジットカード

サンシスコンのレンタルスマホの特長

  • レンタルなのでスマホを購入する必要がない(契約6か月目でスマホプレゼント)
  • 審査や与信がない(金融系、携帯未払い系ブラックでも審査通過)
  • クレジットカードはもちろんのこと、銀行口座も不要(銀行振込)
  • 通話し放題、通信(パケット)し放題(安心の大手キャリア回線)
  • 初期費用のみでスマホを利用でき、月額料金はあと払い

ブラックリストに入っていて携帯関連の審査に通らない人でも、サンシスコンでならスマホを借りられます。大手キャリアや格安SIMの審査に落ちて困っている人も、ぜひサンシスコンの利用を検討してみてください。

サンシスコンならブラックリストでも大丈夫!初期費用が業界最安値891円

ゲオあれこれレンタル|携帯電話端末のみレンタル可能

ゲオあれこれレンタルでは、ガラケー・Androidスマホ・iPhoneなど、幅広い機種がレンタルできます。ただし、借りられるのは端末のみなので、別途SIMの用意が必要です。

レンタル後は、販売価格から支払済みのレンタル費用を引いた価格で購入もできます。金融ブラックリスト入りしていて分割審査を通過できない人にもおすすめです。

取扱商品例
商品名 レンタル料金(税込)
PUP ガラケー型SIMフリースマートフォン Mode1 RETRO II(レトロツー) MD06PBK ウルフブラック 3,800円/月
docomo(SIMロック解除) AQUOS wish2 64GB コーラル 3,400円/月
docomo(SIMロック解除) GALAXY S7 edge 32GB ブラックオニキス 2,300円/月
SB(SIMロック解除) iPhoneSE(第3世代) 64GB レッド 6,800円/月
SIMフリー iPhone12mini 64GB ブラック 6,200円/月

ゲオあれこれレンタルのサービスページはこちら

ソフトバンク|最短3日からレンタルできる

ソフトバンクでは、iPhoneが対象のスマートフォンプランとガラケーが対象のシンプルフォンプランが利用可能です。どちらも機種指定はできませんが、最短3日からレンタルできます。海外向けのプランや法人・個人事業主が使える法人専用プランなども用意されています。

データ通信料は、毎日990円分(約380KB)までは従量制ですが、以降は990円/日で無制限に使えます。仕事などで使う日と使わない日のメリハリがついている場合は、費用を抑えて利用しやすいでしょう。

取扱商品例
プラン レンタル料金(税込) データ通信料(税込) 通話料(税込)
スマートフォンプラン(iPhone) 550円/日 0〜990円/日 110円/分
シンプルフォンプラン(ガラケー) 270円/日 110円/分

ソフトバンクのサービスページはこちら

審査が緩い格安SIMを利用する

比較的審査が優しい格安SIMで契約する

比較的審査が緩い携帯会社に申し込むのも有効な方法です。具体的には、以下のような携帯会社は比較的審査が緩いと考えられます。

  • 不払い者を管理するTELESAやTCAに参加していない携帯会社
  • 「ブラックでも審査に通る」と謳っている携帯会社

携帯ブラックリストに登録されている場合は、不払い者情報を共有していない携帯会社に申し込むと審査に通る可能性があります。TELESAやTCAの参加企業リストは以下で確認できるため、リストに名前がない携帯会社をチェックしてみましょう。

以下の3社は、不払い者情報を共有していなかったり、審査が緩いとされていたりする格安SIMサービスです。

月額料金(税込)
※かけ放題つき
最安プランの
データ容量
初期費用 SIMカードのみ契約 支払方法
エキサイトモバイル 1,449円〜
※3分かけ放題
3GB 3,733円〜 クレジットカード
IIJmio 1,340円〜 2GB 2,420円〜 クレジットカード
DMモバイル 5,500円〜 3GB 3,300円〜 口座振替

上記以外にブラックでも契約しやすいほぼ審査なし・比較的審査が緩い格安SIMについては、以下の記事で紹介しています。ぜひあわせてチェックしてみてください。

▶ブラックでも携帯契約できる格安SIM12選!審査落ちの原因や対処法についても紹介

エキサイトモバイル|豊富なプランから用途に合うものを選べる

エキサイトモバイルは、プランの選択肢の多さが魅力の格安SIMです。3GBプランが月額税込690円で、3分かけ放題オプション月額税込759円をつけても月額1,449円で利用できます。運営元のエキサイト株式会社はTELESA・TCAのいずれにも参加しておらず、不払い者情報による審査がない可能性があります。

最低利用期間は設定されておらず、いつ解約しても違約金などは発生しません。一時的に契約して短期間で解約する予定がある場合は、よい選択肢となるでしょう。

ただし、エキサイトモバイルの支払方法はクレジットカードのみなので、クレジットカードを持っていない人は契約できません。また、「ブラックでも契約できる」「審査なし」と公言しているわけではないため、ブラックリストの登録状況によっては審査に落ちてしまう可能性がある点には注意してください。

エキサイトモバイルの概要
項目 エキサイトモバイル
月額料金(税込) 690円〜
かけ放題オプション 759円/月 3分かけ放題
データ容量 〜50GB
初期費用 8,800円〜
SIMのみ契約
支払方法 口座振替

エキサイトモバイルのサービスページはこちら

IIJmio|料金の安さが魅力

IIJmioは、スマホ内蔵型のSIMであるeSIMのプランを選ぶことで料金を抑えて利用可能です。運営会社のインターネットイニシアティブは不払い者情報を共有していないため、比較的審査が緩いと考えられます。

かけ放題は、音声通話SIMに月額900円で追加可能です。支払方法がクレジットカードのみである点には注意してください。

IIJmioの概要
項目 IIJmio
月額料金(税込) 440円〜
かけ放題オプション 900円/月
データ容量 2〜50GB
初期費用 2,420円〜
SIMのみ契約
支払方法 クレジットカード

IIJmioのサービスページはこちら

DMモバイル|クレジットカードなしで契約できる格安SIM

DMモバイルは、大手キャリアで契約ができない人を対象にした格安SIMサービスです。「審査なし」とは明記されていないものの、比較的審査は緩いと考えられます。選べるのは、かけ放題付きの音声通話SIMのプランです。

料金は他の格安SIMと比べるとやや料金は割高ですが、クレジットカードなしで契約できるのはメリットです。クレジットカードを持っておらず、他の格安SIMへの申し込みが難しい場合は利用を検討してみてください。

DMモバイルの概要
項目 DMモバイル
月額料金(税込) 5,500円〜
かけ放題オプション
データ容量 3〜50GB
初期費用 3,300円〜
SIMのみ契約
支払方法 口座振替

DMモバイルのサービスページはこちら

プリペイド携帯を利用する

プリペイド携帯の利用を検討する

料金先払い制のプリペイド携帯も、ブラックな人が携帯を持つ方法のひとつです。格安SIMよりも審査に通りやすいため、急いで携帯を契約したい人に適しています。料金が割高なので長期利用には向きませんが、一時的な応急策としてはおすすめです。

プリペイド携帯には、以下の表に示すようなものがあります。

業者名 種別 SIMタイプ 回線 SMS 利用期間 容量1GBの料金 容量3GBの料金 容量10GBの料金 容量20GBの料金 容量50GBの料金 即日発送 法人契約 審査
レクモバ プリペイド携帯
プリペイドSIM
音声通話SIM ドコモ回線 受信のみ 1〜3か月
リチャージ可能
2,200円 3,300円 5,500円 7,700円
15時までの決済完了
可能 なし
ソフトバンク プリペイド携帯
プリペイドSIM
音声通話SIM ソフトバンク回線 受信は可能
他社への送信は不可
2〜30日
リチャージ可能
5,478円
正午までの申し込みで最短翌日到着
在庫があれば店頭で購入可能
可能 あり
(端末購入時)
リプリモ プリペイド携帯
プリペイドSIM
データ通信SIM
音声通話SIM
ドコモ回線 受信は可能
送信は70文字/6.6円
1か月
リチャージ可能
6,980円 7,980円 9,980円 11,980円 ×
1〜2営業日以内に発送
可能 なし

上記以外のプリペイド携帯サービスは、以下の記事で詳しく紹介しています。ほかにも比較しながら検討したい場合は、ぜひ参考にしてみてください。

▶プリペイド携帯/プリペイドスマホのおすすめ7選!ブラックでも審査不要でスマホを持てる方法も紹介

レクモバ|比較的安価なデータ容量料金が魅力

レクモバは、プリペイド携帯とプリペイドSIMの両方を扱っている業者です。プリペイド携帯では中古の端末を販売しており、Androidスマホに加えてiPhoneも取り扱っています。プリペイドSIMは、050の電話番号付きの音声通話SIMです。

データ容量は、毎月25日までに申請する予約リチャージと、即時リチャージで追加できます。データリチャージ分の有効期限は1〜3か月で、継続して利用可能です。

※2024年10月時点
商品一覧
商品名 状態 価格(税込) 無料チャージ
iPhone7 32GB 中古 14,800円 1GB(3か月間)
Xperia Ace 中古 14,800円 1GB(3か月間)
Xperia xz2 中古 24,800円 1GB(3か月間)
iPhone8 64GB 中古 26,800円 1GB(3か月間)
iPhoneXR 64GB 中古 39,800円 1GB(3か月間)
iPhoneXS 64GB 中古 49,800円 1GB(3か月間)
Xperia5 64GB 中古 39,800円 1GB(3か月間)
iPhone11 64GB 中古 54,800円 1GB(3か月間)
SIM + 050電話 新品 9,800円 1GB(3か月間)
プラン
プラン 容量 料金(税込) 有効期限 備考
予約 リチャージ 3GB 3,300円 1か月 毎月25日まで
データ増量:翌月1日適用
予約 リチャージ 10GB 5,500円 1か月
予約 リチャージ 20GB 7,700円 1か月
予約 リチャージ 1GB×3か月 6,600円 3か月 毎月25日まで
データ増量:翌月1日適用
即時 データリチャージ 1GB 2,200円 1か月 決済完了から15〜60分で適用
即時 通話料リチャージ 通話料500円分 550円
即時 通話料リチャージ 通話料1,000円分 1,100円
即時 通話料リチャージ 通話料3,000円分 3,300円

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ソフトバンク|通話専用のプリペイドガラケーが利用できる

ソフトバンクのプリペイド携帯・プリペイドSIMには、シンプルスタイル(ケータイ)とシンプルスタイル(スマートフォン)の2つがあります。シンプルスタイル(ケータイ)は、現行機ではSimplyのみで利用できるプランです。

Simplyは、電話やメールなど必要な機能だけを備えたシンプルな機種で、通話を中心に使う人に適しています。シンプルスタイル(スマートフォン)は、他社のプリペイド携帯同様にさまざまなアプリが利用可能です。

※2024年10月時点
商品一覧
商品名 状態 価格(税込) 無料チャージ
moto g53s 5G 新品 35,200円 10,000円分(120日間)
Libero3 新品 24,200円 10,000円分(120日間)
Simply 新品 6,578円 4,000円分(60日間)
プラン
プラン 容量 料金(税込) 有効期限 備考
シンプルスタイル
(ケータイ)
100MB 330円 30日
シンプルスタイル
(スマートフォン)
200MB 990円 2日
シンプルスタイル
(スマートフォン)
700MB 2,970円 7日
シンプルスタイル
(スマートフォン)
3GB 5,478円 30日 自動継続

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リプリモ|比較的新しい機種も利用できる

リプリモもプリペイド携帯とプリペイドSIMの両方を取り扱っています。データ通信SIMと音声通話SIMのどちらかが選択でき、音声通話SIMにはかけ放題が付いているのが特徴です。通話用途向けのガラケーや、iPhone14などの新しいモデルなど、幅広い機種の選択肢があります。

プランはデータ容量1〜40GBのものがあり、有効期限はいずれも1か月です。毎月25日までの申し込みが必要なので、長期間利用する予定の人は忘れないように気をつける必要があります。

※2024年10月時点
商品一覧
商品名 状態 価格(税込) 無料チャージ
SIMカード 音声通話(かけ放題) 新品 9,980円 1GB(1か月)
SIMカード データ専用(SMS) 新品 4,980円 1GB(1か月)
Xperia XZ2 Compact 中古 12,980円 1GB(1か月)
iPhone7 32GB 中古 14,980円 1GB(1か月)
Xperia XZ2 中古 19,980円 1GB(1か月)
iPhone8 中古 19,980円 1GB(1か月)
iPhoneXS 中古 39,980円 1GB(1か月)
Xperia 5 Ⅱ 中古 39,980円 1GB(1か月)
iPhone11 中古 49,980円 1GB(1か月)
iPhone12 中古 54,980円 1GB(1か月)
iPhone13 中古 99,980円 1GB(1か月)
iPhone14 中古 109,980円 1GB(1か月)
ガラケー(P-01J) 中古 17,980円 1GB(1か月)
プラン
プラン 容量 料金(税込) 有効期限 備考
音声通話(かけ放題)プラン 1GB 6,980円 1か月 毎月25日まで
音声通話(かけ放題)プラン 3GB 7,980円 1か月 毎月25日まで
音声通話(かけ放題)プラン 10GB 9,980円 1か月 毎月25日まで
音声通話(かけ放題)プラン 20GB 11,980円 1か月 毎月25日まで
音声通話(かけ放題)プラン 40GB 14,980円 1か月 毎月25日まで
データ専用(SMS)プラン 1GB 1,980円 1か月 毎月25日まで
データ専用(SMS)プラン 3GB 2,980円 1か月 毎月25日まで
データ専用(SMS)プラン 10GB 4,980円 1か月 毎月25日まで
データ専用(SMS)プラン 20GB 6,980円 1か月 毎月25日まで
データ専用(SMS)プラン 40GB 9,980円 1か月 毎月25日まで

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