楽天モバイルは本当に潰れる?

楽天モバイルは、長らく赤字が続いていたことから「潰れるのでは?」「赤字続きなのに撤退しないのはなぜ?」と心配する声が上がっています。

そこで本記事では、楽天モバイルが本当に潰れるのかについて、考えられる理由と合わせて解説します。楽天モバイルの直近の業績傾向にも触れるので、潰れるのが心配で契約に踏み切れない人はぜひ参考にしてみてくださいね。

これを読めば、楽天モバイルがなぜ「潰れるのでは?」と心配されるのかを理解でき、それでも直近で潰れる確率は低いと考えられることがわかりますよ。

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楽天モバイルが「潰れるのでは?」と心配されている理由

楽天モバイルに対しては、度々「潰れるのでは?」と心配の声が上がることがあります。その理由として考えられるものを3つ紹介します。

巨額の赤字を出していたため

楽天モバイルの巨額の赤字

楽天グループは過去に、楽天モバイルを扱うモバイル事業で巨額の赤字を計上しています。あまりにも赤字の額が大きく、何度も続くことから「潰れてしまうのでは?」と心配になるユーザーが多くみられました。

”モバイルは諦めんさい。
ぢゃないと潰れるで。
楽天Gの中間決算 1399億円の赤字”

引用:X

上記の投稿は2023年8月の投稿ですが、過去にはモバイル事業からの撤退を勧める声も見られました。

0円プランの廃止によるユーザー離れを招いたため

楽天モバイルの0円プランの廃止

一時期の楽天モバイルは、基本料金0円のプランを展開して数多くのユーザーを獲得しました。一方、基本料金0円のプランの提供を停止したときに一部のユーザーが離れ、業績悪化を招いたと考えている人もいるようです。

”ほぼ0円やめましたでユーザー離れして厳しいらしい。”

引用:X

サービスや特典の適用条件変更などがあったため

楽天モバイルのサービスや特典の適用条件変更

楽天モバイルを含む楽天グループのサービスでは、特典の適用条件などが変更されることがあります。これが改悪と捉えられ、「経営状況が厳しいのでは?」と疑う人もいるようです。

”楽天モバイルユーザーなので楽天株気になってるけどけど、しょっちゅうサービス改悪してるイメージなので手を出すべきか悩む〜”

引用:X

今すぐに楽天モバイルが潰れるとは考えられない理由

ここまで、楽天モバイルが潰れるのではないかと心配される原因を考察しましたが、結論、楽天モバイルが今すぐに潰れるとは考えられません。その理由を3つ解説します。

5年ぶりの黒字化を達成した

5年ぶりの黒字化

楽天モバイルは2024年12月に、2019年以来5年ぶりの黒字化を達成しました。これにより、長年続いていた赤字によって潰れるリスクからはひとまず脱したといえます。そもそも赤字の原因には大掛かりな設備投資があったため、黒字化した今後もサービスは継続されると考えてよいでしょう。

契約数850万回線に到達したばかり

契約数850万回線に到達

楽天モバイルは、2025年2月27日時点で契約数850万回線を突破したと発表しています。2024年からの伸びも好調なので、今すぐにサービスを終了する可能性は低そうです。

現在も紹介キャンペーンなどを実施している

紹介キャンペーンなどを実施

楽天モバイルでは、2025年4月現在も紹介キャンペーンを実施しており、積極的に新規ユーザーの獲得を進めています。この点からも、直近のサービス終了予定はないと考えられるでしょう。

そもそも楽天モバイルとはどんなサービス?

楽天モバイル
楽天モバイルの概要
格安SIM 楽天モバイル
タイプ MNO
回線 楽天回線
月額料金 〜1GB 1,078円
2〜3GB 1,078円
4〜10GB 2,178円
11〜20GB 2,178円
21〜30GB 3,278円
31GB〜 3,278円
データ容量プラン 3GB・20GB・無制限
通話料金 無料(専用アプリ使用時)
かけ放題オプション 15分以内かけ放題・無制限かけ放題
最低契約期間 なし
支払方法 クレジットカード・口座振替
実店舗 あり
審査有無 あり

楽天モバイルは、独自の楽天回線を利用してサービスを提供する格安SIMです。

料金プランが特徴的で、3GB・20GB・無制限と使った分で料金が変わります。20GBを超えると3,278円で無制限に使えるのはリーズナブルなので、大容量プランを探している人にはおすすめです。通話料金は専用アプリを使えば無料となるため、通話の機会が多い人にも適しています。

支払方法はクレジットカードと口座振替です。契約期間の縛りはなく、いつでも好きなときに解約できます。全国に専門ショップを展開しており、実店舗での契約や相談が可能です。

楽天モバイルのメリット

楽天モバイルのメリットを4つ紹介します。

データ容量が無制限

楽天モバイルはデータ容量が無制限

楽天モバイルは、データ容量無制限で利用できます。データ容量消費が20GBを超えると月額料金は3,278円となり、以降は増額なしで使い放題です。他社の大容量プランと比較しても比較的リーズナブルな料金でデータ容量を無制限に使えるのは、楽天モバイルの大きなメリットだといえます。

専用アプリを使えば通話し放題

専用アプリで通話し放題

楽天モバイルでは、通話を専用アプリ「楽天Link」で行えば通話料金は無料です。通常の電話と比べると、やや通話の品質が劣る場合もあるものの、コストをかけずに通話し放題となるのはうれしいですね。よく電話をする人にもおすすめできます。

MVNOと比べると通信速度が遅くなりにくい

MVNOと比べると通信速度が遅い

大半の格安SIMは、ソフトバンク・ドコモ・auなどの回線を間借りしてサービスを提供するMVNOというサービスに分類されますが、MVNOは利用者の多い時間帯に通信速度が低下しやすいデメリットがあります。その点楽天モバイルは独自の楽天回線を使うため、利用時間による通信速度の低下リスクは低めです。

専門ショップでサポートを受けられる

専門ショップのサポートあり

楽天モバイルは、全国に専門ショップを展開しています。専門ショップでは申し込みや相談などのサポートを受けられるため、実店舗がない格安SIMと比べると初心者にもおすすめです。

楽天モバイルのデメリット

多くのメリットがある楽天モバイルですが、いくつかデメリットもあります。

場所やエリアによってはつながりにくい

エリアや時間帯で繋がりにくい

楽天モバイルの最大のデメリットは、場所によって電波がつながりにくくなる点だといえるでしょう。とくに建物の中や地下では電波がつながらないこともあり、ストレスに感じる可能性があります。つながりやすさは年々改善してきているものの、ほかの3大キャリアと並ぶにはまだ時間がかかると考えられます。

音声通話SIMのプランには審査がある

音声通話プランには審査がある

楽天モバイルには、通話ができる音声通話SIMプランと電話番号が割り当てられないデータ専用SIMプランがあります。このうち音声通話SIMプランには契約時に審査があるため、他社での携帯代滞納などがあると、審査に落ちてしまう可能性がある点には要注意です。

なお、携帯料金の滞納や信用情報の問題があるブラックな人でも、審査なしの携帯会社であれば契約できる可能性があります。詳しくは以下の記事で解説していますので、気になる場合はチェックしてみてください。

▶ブラックでも携帯契約できる格安SIM12選!審査落ちの原因や対処法も紹介

楽天モバイルの潰れるリスクが気になる人におすすめの格安SIM4選

楽天モバイルからの乗り換え先におすすめの格安SIMを紹介します。なお、楽天モバイルを含む本当に使える格安スマホについては、次の記事で詳しく紹介しています。より多くの格安SIMを比較したい場合は、ぜひチェックしてみてください。

▶本当に使える格安スマホランキング!料金や通信速度などで徹底比較

格安SIM タイプ 回線 月額料金 データ容量プラン 通話料金 かけ放題オプション 最低契約期間 支払方法 実店舗 審査有無
〜1GB 2〜3GB 4〜10GB 11〜20GB 21〜30GB 31GB〜
povo MNO au回線 990円 990円 2,700円 2,700円 2,780円 3,278円〜 データ追加1GB(7日間)・データ追加3GB(30日間)・データ追加1GB(180日間)・データ追加20GB(30日間)・データ追加30GB(30日間)・データ追加60GB(90日間) ・データ追加300GB(90日間)など 22円/30秒 5分かけ放題・無制限かけ放題 なし クレジットカード・ペイディ(コンビニ払い・銀行振込・口座振替) なし あり
日本通信SIM MVNO ドコモ回線 290円 1,390円 1,390円 1,390円 2,178円 2,178円〜 1GB・20GB・50GB 11円/30秒 5分かけ放題・月70分無料・無制限かけ放題 なし クレジットカード なし あり
LINEMO MNO ソフトバンク回線 990円 990円 2,090円 2,970円 2,970円 3GB・10GB・30GB 22円/30秒 5分かけ放題・無制限かけ放題 なし クレジットカード・口座振替 なし あり
サンシスコン MVNO ドコモ回線・ソフトバンク回線 3,278円〜 3,580円〜 3,980円〜 4,680円〜 4,980円〜 6,980円〜 1GB・3GB・5GB・10GB・20GB・25GB・50GB・100GB 無料 無制限かけ放題 6か月 口座振替・銀行振込・コンビニ決済 あり なし

povo

povo
povoの概要
格安SIM povo
タイプ MNO
回線 au回線(オンライン専用ブランド)
月額料金 〜1GB 990円
2〜3GB 990円
4〜10GB 2,700円
11〜20GB 2,700円
21〜30GB 2,780円
31GB〜 3,770円〜
データ容量プラン データ追加1GB(7日間)・データ追加3GB(30日間)・データ追加1GB(180日間)・データ追加20GB(30日間)・データ追加30GB(30日間)・データ追加60GB(90日間) ・データ追加300GB(90日間)など
通話料金 22円/30秒
かけ放題オプション 5分かけ放題・無制限かけ放題
最低契約期間 なし
支払方法 クレジットカード・ペイディ(コンビニ払い・銀行振込・口座振替)
実店舗 なし
審査有無 あり

povoは、auのオンライン専用ブランドです。auとまったく同じ回線を使うMNOなので、繋がりやすさや通信速度は優れています

povoは基本料金0円で、必要なデータ容量をほしいときに追加するトッピング方式を採用しています。月によってデータ容量の消費度合いが違う人でも、無駄なく便利に使いやすいでしょう。サブ回線として契約したり、まとめてお得に数か月分のデータ容量を購入したりと自由に使えます。

ただし、店舗でのサービスが受けられない点には要注意です。実店舗で相談・申し込みがしたい人や、都度トッピングするのが面倒な人は、別の格安SIMを検討してみましょう。

日本通信SIM

日本通信SIM
日本通信SIMの概要
格安SIM 日本通信SIM
タイプ MVNO
回線 ドコモ回線
月額料金 〜1GB 290円
2〜3GB 1,390円
4〜10GB 1,390円
11〜20GB 1,390円
21〜30GB 2,178円
31GB〜 2,178円〜
データ容量プラン 1GB・20GB・50GB
通話料金 11円/30秒
かけ放題オプション 5分かけ放題・月70分無料・無制限かけ放題
最低契約期間 なし
支払方法 クレジットカード
実店舗 なし
審査有無 あり

日本通信SIMは、日本初のMVNOを展開した日本通信が提供する格安SIMです。ドコモ回線を借りてサービスを提供しています。

日本通信SIMの魅力は月額料金の安さです。1GB・20GB・50GBのいずれも、他社の同データ容量のプランと比べても最安級で、とにかく費用を抑えたいという人に適しています。とくに小容量プランを検討している人や、サブ回線を探している人にピッタリです。

一方、日本通信SIMはMVNOなのでMNOと比べると、混雑する時間帯には通信速度が低下しやすい点には要注意です。

LINEMO

LINEMO
LINEMOの概要
格安SIM LINEMO
タイプ MNO
回線 ソフトバンク回線
月額料金 〜1GB 990円
2〜3GB 990円
4〜10GB 2,090円
11〜20GB 2,970円
21〜30GB 2,970円
31GB〜
データ容量プラン 3GB・10GB・30GB
通信速度
※みんなの回線速度(2024年2月6日)
下り:106.28Mbps
上り:17.4Mbps
通話料金 22円/30秒
かけ放題オプション 5分かけ放題・無制限かけ放題
最低契約期間 なし
支払方法 クレジットカード・口座振替
実店舗 なし
審査有無 あり

LINEMOは、ソフトバンクのオンライン専用ブランドです。MNOなので、MVNOのサービスと比べると通信速度や繋がりやすさは安定しています。

一番の特徴はLINEでのギガ消費がない点です。LINEでの通話や写真・動画のやりとりなどを行う人は、他社よりも小容量のプランを利用して費用を抑えられるでしょう。3GB・10GBのプランは比較的リーズナブルです。

一方、オンライン専用ブランドなので、ソフトバンクショップでの店頭サービスはありません。実店舗でサービスを受けたい人は、ほかの格安SIMを検討してみてください。

サンシスコン

「楽天モバイルの料金滞納がある」「楽天モバイルが強制解約される前に自分で解約した」という人には、レンタル携帯MVNOサンシスコンがおすすめです。

レンタル携帯MVNOサンシスコンは、ブラックでも審査なしで契約できる格安SIMサービスです。契約時はレンタルスマホですが、契約6か月目で個人名義に切り替わります。他社の審査に落ちてしまった人や信用情報に問題がある人でも、審査なしで自分名義のスマホを持つことが可能です。

サンシスコンのレンタルスマホの特長

  • レンタルなのでスマホを購入する必要がない(契約6か月目でスマホプレゼント)
  • 審査や与信がない(金融系、携帯未払い系ブラックでも審査通過)
  • クレジットカードはもちろんのこと、銀行口座も不要(銀行振込)
  • 通話し放題、通信(パケット)し放題(安心の大手キャリア回線)
  • 初期費用のみでスマホを利用でき、月額料金はあと払い
サンシスコンの概要
サービス名 サンシスコン
データ容量プラン 1GB・3GB・5GB・10GB・20GB・25GB・50GB・100GB
初期費用 330円~
端末購入
SIMカードのみ契約
支払方法 月額料金 口座振替
銀行振込
コンビニ決済
初期費用 現金
コンビニ決済
契約に必要なもの 身分証明書
回線 ドコモ回線・ソフトバンク回線

ほぼ審査なしの格安SIMの初期費用は3,000円以上の場合がほとんどですが、サンシスコンの初期費用はSIMカードのみなら330円〜、端末セットでも2,000円以下の初期費用で契約できます。取扱端末には1円でレンタルできるものもあるため、初期費用を抑えてスマホを持ちたい人にもおすすめです。

サンシスコンの取扱端末の例
機種 価格
Xperia Ace 1円
arrowsWe 980円
iPhone 7 2,980円
XperiaAce Ⅲ 4,980円

サンシスコンの月額料金の支払方法は、口座振替・銀行振込・コンビニ決済の3種類から選べます。審査なしの格安SIMの多くは口座振替での支払いが必要で、契約にキャッシュカードや預金通帳が求められる場合がほとんどです。これに対してサンシスコンは、銀行口座がなくても契約できます

サンシスコンの料金プランは、小容量の1GBプランから大容量の100GBまでさまざまです。用途によって、過不足なく必要なデータ容量のプランを選択できます。いずれのデータ容量のプランも、審査なしの格安SIMのなかでは最安級のリーズナブルな料金で利用可能です。

サンシスコンの月額料金
データ容量 月額料金
1GB 口座振替:3,278円
銀行振込:4,278円
コンビニ決済:4,608円
3GB 口座振替:3,580円
銀行振込:4,580円
コンビニ決済:4,910円
5GB 口座振替:3,980円
銀行振込:4,980円
コンビニ決済:5,310円
7GB 口座振替:4,380円
銀行振込:5,380円
コンビニ決済:5,710円
10GB 口座振替:4,680円
銀行振込:5,680円
コンビニ決済:6,010円
20GB 口座振替:4,980円
銀行振込:5,980円
コンビニ決済:6,310円
25GB 口座振替:5,580円
銀行振込:6,580円
コンビニ決済:6,910円
50GB 口座振替:6,980円
銀行振込:7,980円
コンビニ決済:8,310円
100GB 口座振替:9,800円
銀行振込:10,800円
コンビニ決済:11,130円

「とにかくコストをかけずにブラックでも契約できる格安SIMを利用したい」「クレジットカードや銀行口座なしで契約できる格安SIMを利用したい」という場合は、ぜひサンシスコンの利用を検討してみてください。

サンシスコンならブラックリストでも大丈夫!初期費用が業界最安値891円

サンシスコンの評判や口コミ、メリット・デメリットについては次の記事で詳しく紹介しています。ぜひあわせて参考にしてみてください。

▶レンタル携帯サンシスコンの評判・口コミは?メリットやデメリットも解説

楽天モバイルの潰れる危険性に関するよくある質問

楽天モバイルの潰れる危険性に関するよくある質問とその回答を紹介します。

楽天モバイルは赤字続きで危ない?

楽天モバイルは赤字続き?

楽天モバイルは2024年12月に、5年ぶりの黒字化を達成しました。したがって「赤字続きで危ない」とはいえないと考えられます。

楽天モバイルが潰れない理由は?

楽天モバイルが潰れない?

楽天モバイルが潰れない理由のひとつは、楽天グループの強い資金力です。モバイル事業が赤字でも、他の黒字事業でカバーできるため、ただちに危機に陥ることはありません。

楽天モバイルの解約率は?

楽天モバイルは解約が多い?

楽天モバイルの直近の解約率に関する公式発表はありません。ただ、順調にユーザー数を増やし、黒字化を達成した現状を考慮すると、解約率はそれほど高くないと予想されます。

ブラックリストでも大丈夫!スマホが誰でも審査なしで持てる!

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