携帯電話の審査に通らない理由は?

携帯電話の審査に通らない理由には、さまざまなものがあります。携帯代の滞納や信用情報の傷などは、スマホ契約時の審査に通らない理由の代表例です。

とはいえ、審査に落ちてもその理由は伝えられないケースが多いため、「なぜ携帯電話の審査に通らないのか理由を知りたい」「携帯電話の審査に通らないときの対処法を知りたい」といった声が多くあがっています。

そこで本記事では、携帯電話の審査に通らない理由を、審査の種類別に解説します。審査に通るか事前に確認する方法や、どうしても審査に通らないときの対処法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

携帯電話の審査は主に3種類

携帯電話を契約する際の主な審査は、契約審査・分割審査・名義変更の審査の3つです。それぞれの審査について確認しておきましょう。

契約審査|回線の新規契約時に行われる

契約審査とは?

携帯会社と新規契約をする際には、契約審査が行われます。契約審査では、自社・他社で携帯代の滞納がないかどうかや、過去に自社で不適切な利用がなかったどうかがチェック事項です。次に紹介する分割審査のように、信用情報が確認されることはありません。

分割審査|端末を分割購入する際に行われる

分割審査とは?

携帯電話端末を分割購入する際に実施されるのが分割審査です。携帯代の滞納や強制解約、不適切な短期解約などの履歴がないかどうかに加え、クレジットカードやローンの利用・返済状況を記録した信用情報も参照されます。

名義変更の審査|契約名義を変更する際に行われる

名義変更の審査とは?

携帯電話の名義を変更する際には、名義変更の審査が行われます。審査の内容は契約審査と同様で、対象は名義変更先の新しい契約者です。端末の分割契約の名義も引き継ぐ場合は、新しい名義人の信用情報がチェックされます。

3つの審査共通!審査に通らない理由

契約審査・分割審査・名義変更の3つに共通して、審査に通らない理由を4つ紹介します。

契約できる年齢に達していない

未成年の場合

多くの携帯会社では、成人していなければ携帯電話の名義人になれません。未成年者が携帯電話の契約を申し込む場合は、親の同意書などの書類の準備が必要です。また、携帯会社によっては、未成年者が申し込む場合、オンラインショップでの申し込みができない場合もあります。

入力情報や本人確認書類に不備がある

金融内容に不備がある場合

申し込み時の入力情報や本人確認書類の不備は、審査落ちの主な原因の1つです。とくに運転免許証などの本人確認書類に記載の住所更新忘れなど、書類の不備には気をつけましょう。

その携帯会社で料金の滞納がある

料金に未払いがある場合

すでに契約している携帯会社で回線契約や端末の分割契約、名義変更などを行う際、その携帯会社で料金の滞納があるとそれぞれの審査を通過できません

その携帯会社で強制解約や不適切な短期解約の経験がある

短期解約を繰り返したことがある場合

過去に携帯会社から強制解約されたり、特典などを目的とした不適切な短期解約をしたりした経験がある場合、その携帯会社の社内ブラックリストに登録されている可能性があります。携帯会社独自の社内ブラックリストに登録されている場合、その携帯会社では契約ができません

社内ブラックリストに入っているかどうかは、その携帯会社に申し込んでみる以外に確認する方法はありません。また、社内ブラックリストは他社に共有されないため、他の携帯会社であれば契約できる可能性があります。

なお、短期解約によるブラックリスト入りのリスクについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。気になる方は一度チェックしてみてください。

▶短期解約をするとブラックリストになるのか?最低期間やブラックになった場合の対処法なども紹介

契約審査に通らない理由

次に、回線契約時の契約審査に通らない理由を2つ紹介します。

同一名義で契約できる回線数上限をオーバーしている

上限以上の回線数を契約しようとしている

同一名義で契約できる回線数や端末数には、上限が決められている場合がほとんどです。上限を超えて契約しようとしても審査に落ちてしまうか、申し込み自体を受け付けてもらえないため注意しましょう。

携帯代を滞納している

携帯料金を滞納している

携帯料金を滞納していると、不払い者情報が携帯会社間で共有されるケースがあり、携帯電話の契約時の審査に落ちる原因となります。

不払い者情報は、携帯代を滞納しているユーザーの情報です。TELESA(一般社団法人 テレコムサービス協会)やTCA(一般社団法人 電気通信事業者協会)などの団体が管理し、参加している企業に不払い者情報を共有しています。

したがって、TELESAやTCAに参加している携帯会社で携帯代を滞納していると、同じくTELESAやTCAに参加している他社には携帯代を滞納している事実が共有されるため、新規での契約は困難です。これは携帯ブラックリスト入りした状態とも呼ばれます。

分割審査に通らない理由

分割審査に通らない主な理由を3つ紹介します。

分割購入できる端末台数をオーバーしている

同一名義で契約できる上限を超えた

一般的に、同一名義で分割購入できる端末数は決まっています。上限をオーバーする分割契約を申し込んでも、審査に落ちてしまうため要注意です。

信用情報に傷がある

信用情報に問題がある

信用情報機関であるCICやJICCなどが保管している信用情報に傷があると、分割審査の通過が困難です。信用情報に傷がつく原因には、クレジットカードやローンの支払い遅延・借金返済の滞納・携帯電話端末の分割払い遅れ・債務整理などが挙げられます。

携帯代を滞納している

携帯利用料を滞納している

携帯代滞納による不払い者情報は、通常、回線の契約審査時に参照されますが、分割審査時にもチェックされる可能性がないとは言い切れません。信用情報に問題がないのに分割審査に落ちた場合、携帯代の滞納が原因となっている可能性があります。

名義変更の審査に通らない理由

名義変更の審査に通らない理由を4つ紹介します。

新たに名義人になる人が同一名義で契約できる回線数上限をオーバーしている

新しい名義人が上限を超える回線数を所持している

契約者名義を引き継ぐ人が複数の回線を契約している場合、同一名義で契約できる回線数上限に要注意です。名義変更によって同一名義で契約できる回線数上限をオーバーしてしまう場合、名義変更の審査は通りません

新たに名義人になる人が携帯代を滞納している

新しい名義人が携帯代を滞納している

名義変更の審査では、新しい名義人の不払い者情報の有無がチェックされます。新たな名義人になる人が携帯代を滞納している場合も、契約審査の通過は難しいでしょう。

新たに名義人になる人が分割購入できる端末台数をオーバーしている

新しい名義人は既に上限数の分割購入をしている

新たに名義人になる人が複数台の端末の分割契約をしている場合、その台数が契約上限をオーバーしていると名義変更はできません。この場合、回線契約の引き継ぎだけであれば名義変更ができる可能性があります。

新たに名義人になる人の信用情報に傷がある

新しい名義人の信用情報に傷がある

契約を引き継ぐ人の信用情報に傷がある場合、名義変更の審査を通過できない可能性があります。とくに分割契約の名義を変更する際は、新たな名義人の信用情報が参照されるため注意してください。

審査に通るか確認する方法

実際に携帯電話の審査を受ける前に審査に通るか確認する方法を紹介します。

携帯会社に問い合わせて確認することはできない

キャリアに問い合わせてもわからない

原則、契約したい携帯会社に事前に問い合わせても、審査に落ちるかどうかを確認することはできません。実際に回線の契約や分割購入を申し込んでみて、その審査結果を確認しましょう。その際、審査落ちの理由は公開されないケースが多いため、携帯代の滞納や信用情報などは先に確認しておくことをおすすめします。

不払い者情報の有無を確認する

不払い者情報に登録されているかを確認する

自分の不払い者情報が登録されているかどうかは、TELESAやTCAが公開している「不払い者情報交換 各社対応窓口」から契約したことがある携帯会社に問い合わせれば確認できます。携帯ブラックリストについてより詳しく知りたい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

▶携帯の分割審査に通るか確認する方法!開示請求手順や審査落ちの理由も紹介

信用情報機関に開示請求を行う

信用情報期間に確認する

自分の信用情報に傷があるかどうかは、信用情報機関に開示請求をすることで確認できます。開示報告書には、現在の信用情報に加え、いつ信用情報の傷が消えるのかも記載されているため、今後のローン契約の計画などに役立つでしょう。

信用情報機関への開示請求は、スマホやPCから簡単に行えます。詳しくは以下の記事で解説しているので、開示請求を行う際は参考にしてみてください。

▶ブラックリストの確認方法とは?信用情報機関ごとの開示請求手順や費用などを解説

携帯電話の審査に通らないときの対処法

携帯電話の審査に通らないときの対処法を紹介します。

入力情報や本人確認書類を見直す

提出書類に間違いがないか確認する

入力情報や本人確認書類に不備がないかチェックしましょう。自分で手続きをするのが不安なときは、店頭で申し込み手続きを行い、スタッフにサポートを受けるのもおすすめです。

過去に強制解約や不適切な短期解約の経験がある携帯会社は避ける

過去に強制解約や短期解約を繰り返したキャリアは避ける

不適切な短期解約や料金滞納などによる強制解約の履歴がある携帯会社では、社内ブラックリストに登録されている可能性があります。社内ブラックリストに入っていると契約審査の通過は難しいため、別の携帯会社を利用したほうがよいでしょう。

未成年の場合は親名義で契約する

未成年は親名義で契約する

未成年であることが原因で携帯の契約ができない場合、親名義で申し込むのが最も簡単な対処法です。あるいは、親権者の同意書を持って店頭で申し込めば、未成年者名義でも携帯を契約できる場合もあります。

料金滞納がある場合は支払いを済ませる

滞納している未払金は完済する

携帯代の滞納による不払い者情報は、滞納している携帯代の支払いを済ませればすぐに削除可能です。携帯ブラックリストが原因で携帯が契約できない場合は、不払い者情報がなくなれば契約できる可能性があります。

同一名義で契約できる回線数・端末数まで減らす

回線数は上限を守る

同一名義での契約回線数・端末数の上限オーバーで契約できない場合は、契約回線数・端末数を減らしましょう。契約回線数・端末数が上限を下回った状態で再度申し込めば、契約できる可能性があります。

信用情報が回復するまで待つ

信用情報の回復を待つ

信用情報の傷により金融ブラックリストに登録されている場合は、ブラックリストが消えるのを待つという方法もあります。ただし、信用情報の傷が消えるまでには、一般的に支払いの滞納解消などから5〜7年ほどかかる点には要注意です。

信用情報の傷によるブラックリストが何年で消えるのかは、以下の記事で詳しく解説しています。ブラックリスト入りしている可能性がある場合は、ぜひ参考にしてみてください。

▶ブラックリストは何年で消える?消し方や登録期間の確認方法も紹介

10万円以下の端末を購入する

比較的安価な端末を選ぶ

携帯電話端末の分割払いの審査(分割審査)に通らないときは、購入する端末を10万円未満の安いモデルにしてみましょう。分割審査は、端末代金が10万円以上の場合に厳しくなるとされています。そのため、信用情報に懸念がある人でも、10万円未満の端末であれば分割購入できる可能性があります。

▶ブラックでも携帯分割できた!体験談からわかる審査通過のポイントを徹底解説

端末は一括購入するかSIMカードのみ契約する

端末なら一括またはSIMカードのみを選ぶ

安い端末に変えても分割審査に通らないときは、分割購入を諦めて一括購入するのも手のひとつです。一括購入であれば審査はないため、ブラックリスト入りしていても携帯電話端末を購入できます。

または、携帯会社とはSIMのみ契約し、別途端末を用意する方法もあります。所有している端末や中古の端末を購入して使えば、コストを抑えることも可能です。

どうしても携帯電話の審査に落ちるときの対処法

どうしても携帯電話の審査に落ちてしまうときの対処法を解説します。

ほぼ審査なしの格安SIMを利用する

ほぼ審査がない格安SIMを利用する

ほぼ審査のない格安SIMや、比較的審査が緩い携帯会社に申し込むのが有効です。たとえば、以下のような携帯会社は、他社の審査に落ちた場合でも候補となります。

  • 不払い者を管理するTELESAやTCAに参加していない携帯会社
  • 「ブラックでも審査に通る」と謳っている携帯会社
  • 携帯ブラックリストに登録されている場合は、不払い者情報を共有していない携帯会社に申し込むと審査に通る可能性があります。TELESAやTCAの参加企業リストは以下で確認できるため、リストに名前がない携帯会社をチェックしてみましょう。

    具体的なサービスについては、以下の記事で詳しく解説しています。ほぼ審査なしの格安SIMに申し込みたい場合は、ぜひチェックしてみてください。

    ▶ブラックでも携帯契約できる格安SIM12選!審査落ちの原因や対処法も紹介

    スマホレンタルサービスを利用する

    レンタルスマホサービスを利用する

    ブラックリストに登録されていても、審査なしのレンタル携帯サービスなら携帯を契約可能です。後述するプリペイド携帯と比較すると料金も安く、長期利用にも適しています。一括購入するよりも初期費用を抑えられるサービスもあるので要チェックです。

    スマホレンタルサービスについては以下の記事で詳しく解説しています。レンタルを検討する際は、ぜひ参考にしてみてください。

    ▶スマホレンタルサービスのおすすめ10選!格安で審査不要のプランも紹介

    プリペイド携帯・プリペイドSIMを利用する

    プリペイド携帯やプリペイドSIMを利用する

    料金先払い制のプリペイド携帯も、ブラックな人が携帯を持つ方法のひとつです。格安SIMよりも審査に通りやすいため、急いで携帯を契約したい人に適しています。料金が割高なので長期利用には向きませんが、一時的な応急策としてはおすすめです。

    プリペイド携帯やプリペイドSIMについては、以下の記事で詳しく解説しています。一時的な対処としてプリペイドSIMなどを検討する場合は、参考にしてみてください。

    ▶プリペイド携帯・プリペイドSIMのおすすめ7選!ブラックでも審査不要でスマホを持てる方法も紹介

    携帯電話の審査に通らない理由についてのよくある質問

    携帯電話の審査に通らない理由についてのよくある質問とその回答を紹介します。

    携帯電話の審査に通らない理由は開示される?

    審査に落ちた理由は教えてもらえる?

    携帯電話の審査に通らない理由は開示されないケースが一般的です。審査落ちした場合も、審査に通らなかったという事実しか通知されません。

    携帯電話の分割審査に落ちたらどうすればいい?

    審査に落ちた場合はどうすれば良い?

    携帯電話の分割審査に落ちた場合、原因が信用情報の傷なのであれば、すぐに実施できる対策は以下のとおりです。

    • 10万円以下の比較的安価な端末を選ぶ
    • 分割購入は諦めて一括購入する
    • SIMカードだけ契約して端末は別途用意する

    どうしても分割審査を通過できない場合は、分割購入を諦めるのが無難です。中古ショップなどで中古端末を購入すれば、端末にかかるコストを抑えられます。

    携帯電話の審査に通るか確認する方法は?

    審査に通るか調べる方法は?

    携帯電話の審査に通るかどうかは、不払い者情報や信用情報の傷の有無をチェックすることで確認できます。不払い者情報は、TELESAやTCAが公開している「不払い者情報交換 各社対応窓口」から契約したことがある携帯会社に問い合わせれば確認可能です。信用情報は、CICなどの信用情報機関に開示請求をすることで確かめられます。

    詳しい方法は以下の記事で解説しています。ぜひ参考にしながら、携帯電話の審査に通るか確認してみてください。

    ▶ブラックリストの確認方法とは?信用情報機関ごとの開示請求手順や費用などを解説

    スマホの審査に年収は関係ある?

    審査に収入は関係する?

    スマホの審査で年収が関係するのは、端末の分割審査です。支払能力を確認するために、信用情報や収入が確認される場合があります。

    携帯電話の審査に通らない人にはサンシスコンがおすすめ

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