IIJmioでスマホを契約する際には、審査が行われます。各種審査を通過しなければ、IIJmioの回線の契約や、端末の分割購入契約はできません。
しかしIIJmioの審査基準は明かされていないため、「IIJmioで審査落ちした理由がわからない」「IIJmioの審査に落ちたときの対処法が知りたい」といった声が上がっています。
そこで本記事では、IIJmioの審査の種類や審査落ちする主な原因、落ちたときの対処法などを解説します。回線契約時の契約審査や端末の分割購入時の分割審査など、審査の種類別におさえるべきポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
IIJmioの審査は甘い？厳しい？
IIJmioの審査基準は公開されていませんが、一般的な携帯会社の審査と同程度の厳しさだと考えられます。他社の審査に落ちた場合は、IIJmioの審査にも落ちる可能性がある点には注意してください。
以前は、IIJmioの運営会社であるインターネット・イニシアティブが不払い者情報（携帯料金を滞納しているユーザーの情報）を管理・共有する団体に参加していなかったため、「IIJmioは比較的審査が甘い」といわれることもありました。
しかし、現在ではインターネット・イニシアティブも不払い者情報を管理するTELESA（一般社団法人 テレコムサービス協会）やTCA（一般社団法人 電気通信事業者協会）に参加しており、携帯料金滞納者の情報を共有しているため、以前よりも審査は厳しくなったと考えられます。
IIJmioの審査は3種類
IIJmioには主に3つの審査があります。
契約審査
契約審査は、IIJmioの回線を契約する際に行われる審査です。審査では、過去のIIJmioの利用状況や他社での携帯代の滞納有無などがチェックされます。契約審査を通過できなければIIJmioのSIMカードはもらえず、IIJmioの回線を利用できません。
分割審査
分割審査は、IIJmioでスマホ端末を分割購入する際に行われる審査です。主に、分割契約をする人の信用情報がチェックされます。分割審査を通過できない場合、IIJmioで端末を分割購入できません。なお、契約審査には通っても分割審査に落ちるというケースもあります。
名義変更の審査
名義変更の審査は、契約名義を別の人に変更する際に行われる審査です。新しく契約名義人になる人の過去の利用状況や他社での携帯料金の滞納有無などがチェックされると考えられます。
IIJmioの審査に落ちる原因
IIJmioの審査に落ちる主な原因を8つ紹介します。
入力情報や本人確認書類の不備
IIJmio申し込み時の入力情報や本人確認書類の不備は、審査落ちの主な原因の1つです。連絡先や住所などの入力情報に加え、本人確認書類の住所や有効期限などに問題があると審査に落ちてしまう可能性があります。
6回線目以降の申し込みをしている
同一名義で契約できるIIJmioの回線数上限は5回線です。6回線目を申し込むと審査に落ちてしまいます。
18歳未満の人が申し込んでいる
IIJmioを自分名義で契約できるのは、18歳以上の人のみです。18歳未満の人が本人名義での契約を申し込んでも、条件を満たしていないため審査に通りません。
契約名義と異なるクレジットカードを登録している
IIJmioの支払方法には、契約者と同じ名義のクレジットカードしか登録できません。家族名義のクレジットカードを登録すると、審査に落ちてしまうため要注意です。
MNP予約番号の期限が切れている
他社から電話番号を引き継いで乗り換える場合、MNP予約番号の発行が必要です。MNP予約番号には有効期限があり、有効期限切れの状態で乗り換えを申し込んでも審査に落ちてしまいます。
過去にIIJmioで不適切な利用があった
過去にIIJmioで不適切な利用をした経験がある人は、社内ブラックリストに登録されている可能性があります。社内ブラックリストに入ると、たとえ他社での料金滞納や信用情報の傷がなくても、IIJmioの審査を通過できない場合があるため要注意です。
社内ブラックリスト入りする不適切な利用には、キャッシュバックや特典適用だけを目的とした利用意思のない短期解約や、料金の長期滞納による強制解約などが挙げられます。短期解約によるブラックリスト入りのリスクについては、次の記事も参考にしてみてください。
他社の携帯料金を滞納している
他社の携帯料金を滞納すると、不払い者情報として携帯会社間で情報が共有されている場合があります。これは、携帯ブラックリストに登録されているといわれる状態です。
IIJmioを提供しているインターネット・イニシアティブは、不払い者情報を管理・共有しているTELESAやTCAに参加しているため、滞納中の携帯会社がTELESAやTCAに参加していれば、不払い者情報が共有されています。したがって他社で携帯料金を滞納していると、IIJmioの審査の通過は難しいでしょう。
携帯代滞納のリスクや対処法については、次の記事で詳しく解説しています。心当たりがある場合は、ぜひ一度チェックしてみてください。
信用情報に問題がある
クレジットカード・ローンの支払い滞納や債務整理の経験、他社での端末の分割払いの支払い遅れなどがあると、信用情報に傷がついてしまいます。これは、金融ブラックリスト入りしている状態です。一般的に、信用情報に問題があると、端末の分割購入時の分割審査に通りません。
信用情報は、株式会社シー・アイ・シー（CIC）・株式会社日本信用情報機構（JICC）・全国銀行個人信用情報センター（KSC）などの信用情報機関が管理しています。自分が金融ブラックリスト入りしているかどうかの確認方法などは、以下の記事をチェックしてみてください。
IIJmioの審査に落ちたときの対処法
IIJmioの審査に落ちたときの対処法を8つ紹介します。
入力情報や本人確認書類を見直す
まずは、入力情報や本人確認書類に不備がないかチェックしましょう。とくに転居後住所変更をしていない運転免許証などは、本人確認不備で審査に落ちやすいため注意してください。
同一名義での申し込みは5回線までにする
6回線目以上の申し込みで審査に落ちてしまった場合は、不要な回線を解約しましょう。全部で5回線以下になるようにすれば、再申し込みで審査を通過できる可能性があります。
未成年の場合は親権者名義で申し込む
18歳未満の未成年者がIIJmioに申し込む場合は、親権者名義で申し込みましょう。この際、契約審査や分割審査は名義人となる親権者が受ける点には注意してください。
なお、未成年者名義の他社契約からIIJmioに乗り換える際は、そのまま乗り換え手続きをしても審査に落ちてしまいます。乗り換え前に契約名義を親権者に変更してから、IIJmioに乗り換えるようにしてください。
自分名義のクレジットカードを登録する
他者名義のクレジットカードを支払方法に登録してしまった場合は、自分名義のクレジットカードを登録して再申し込みしてみましょう。なお、IIJmioの支払方法はクレジットカードのみなので、自分名義のクレジットカードがなければ契約できません。
MNP予約番号の有効期限内に申し込む
一般的にMNP予約番号の有効期限は発行から15日間です。IIJmioにMNP予約番号を使って乗り換える際は、有効期限内に早めに申し込みましょう。
なお、IIJmioはWeb申し込みに限り「MNPワンストップ」という制度に対応しています。乗り換え前の携帯会社も同様にMNPワンストップに対応していれば、MNP予約番号を発行せず、IIJmioに申し込むだけで電話番号を引き継いだ乗り換えが可能です。
滞納中の料金を支払ってから申し込む
他社の携帯料金を滞納中であれば、先に料金を支払って申し込みましょう。料金を支払えばすぐに不払い者情報は解消されるため、IIJmioの審査に通る可能性があります。
端末は10万円以下のものを選ぶ
分割審査を通過できないときは、購入する端末を10万円以下のものにしましょう。分割審査は、10万円以上の高価な端末の場合に厳しくなります。信用情報に問題があっても、10万円以下の比較的安価な端末であれば分割購入できる可能性があるでしょう。
なお、信用情報に問題がある金融ブラックの状態でも携帯電話を分割購入できたケースについては、次の記事で詳しく解説しています。気になる場合は、ぜひチェックしてみてください。
端末を一括購入する
分割審査の通過が難しい場合は、分割購入を諦めて一括購入するのもよいでしょう。一括購入であれば分割審査は行われないため、信用情報に問題があっても端末を購入できます。新品端末の一括購入がコスト的に難しい場合は、中古スマホの購入なども検討してみてください。
IIJmioの申し込みから審査結果の通知までの流れ
IIJmioの申し込みから審査結果通知を受け取るまでの流れを紹介します。
IIJmioに申し込む
まずはIIJmioに申し込みましょう。申し込み手続きは、Webか窓口のある家電量販店などで行えます。必要情報を入力して、本人確認やクレジットカード登録が完了したら、IIJmio側で審査が行われます。
審査結果通知を受け取る
審査結果の通知は、申し込みから数日で登録したメールアドレス宛に届きます。または、端末・SIMカードの発送連絡が届けば、問題なく審査に通ったと判断できるでしょう。
どうしてもIIJmioの審査を通過できないときの対処法
どうしてもIIJmioの審査を通過できないときの対処法を紹介します。
ほぼ審査なしのブラックでも携帯契約できる格安SIMを利用する
格安SIMのなかには、ほぼ審査なしブラックでも携帯契約できるものもあります。不払い者情報や信用情報の問題があっても契約できるケースがあるため、ahamoの審査を通過できない場合は検討してみてください。なお、具体的な審査なしでブラックでも携帯契約できる格安SIMサービスについては、以下の記事で詳しく解説しています。
レンタルスマホを利用する
IIJmioの審査に通らない場合は、レンタルスマホを利用するのもよいでしょう。レンタルスマホは一般的な格安SIMと比べると審査が緩いため、ブラックな人でもスマホを持てる可能性があります。具体的なサービスは以下の記事で紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
プリペイドスマホを利用する
料金前払い制のプリペイドスマホなら、ブラックな人でもスマホを持つことができます。ただし、格安SIMやレンタルスマホと比べると料金が割高なので、一時的な利用にとどめるのがおすすめです。詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
IIJmioの審査に関するよくある質問
IIJmioの審査に関するよくある質問とその回答を紹介します。
IIJmioの審査には何日かかる？
IIJmioの審査時間は明言されていませんが、通常3〜4日ほどで完了すると考えられます。あまりにも時間がかかっている場合は、IIJmioに問い合わせてみましょう。
IIJmioはSIMカードだけの契約でも審査がある？
IIJmioは端末を購入せずSIMカードだけの契約であっても審査が行われます。行われるのは契約審査で、過去のIIJmioの利用状況や、他社での携帯料金の滞納有無などが確認されます。
IIJmioの審査状況の確認方法は？
IIJmioの審査状況は、メール通知のほかにIIJmioのマイページからも確認可能です。マイページにログインして、商品の発送状況欄に「発送準備中」「発送済み」などの表示があれば、審査に通過していると判断できます。
IIJmioの審査に通らないならサンシスコンがおすすめ
どうしてもIIJmioの審査に通らない場合は、レンタル携帯MVNOサンシスコンがおすすめです。
レンタル携帯MVNOサンシスコンは、ブラックでも審査なしで契約できる格安SIMサービスです。契約時はレンタルスマホですが、契約6か月目で個人名義に切り替わります。他社の審査に落ちてしまった人や信用情報に問題がある人でも、審査なしで自分名義のスマホを持つことが可能です。
サンシスコンのレンタルスマホの特長
- レンタルなのでスマホを購入する必要がない（契約6か月目でスマホプレゼント）
- 審査や与信がない（金融系、携帯未払い系ブラックでも審査通過）
- クレジットカードはもちろんのこと、銀行口座も不要（銀行振込）
- 通話し放題、通信（パケット）し放題（安心の大手キャリア回線）
- 初期費用のみでスマホを利用でき、月額料金はあと払い
IIJmioの審査落ちが続いて困っている人は、ぜひ以下よりサンシスコンの詳細な情報をチェックしてみてください。
