

後払い決済サービス「ペイディ」では、分割払いが利用できます。一定の条件を満たす決済について、3回・6回・12回の分割払いに変更できるサービスです。
ただし、ペイディの分割払いには審査があり、「ペイディの審査に落ちて分割払いができない」「ペイディの分割審査に落ちた原因を知りたい」といった人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、ペイディの分割払いができないときの原因や、分割審査に落ちてしまったときの対処法を解説します。ペイディの分割払いができずに困っている人は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
目次
ペイディの分割払いができない原因
後払い決済サービス「ペイディ」では、すべての支払いを分割払いに変更できるわけではありません。ここでは、ペイディの分割払いができない主な原因を9つ紹介します。
販売店による決済の利用確定が完了していない


分割払いは、販売店によって決済の利用が確定されたあとに利用可能となります。購入直後は、販売店がまだ出荷や請求処理を行っていないため、ペイディ側でも分割払いを設定できない状態です。利用確定のタイミングは店舗ごとに異なるため、販売店による処理が完了するまで数日ほど待ちましょう。
請求書が発行されている


ペイディでは、請求書が発行されたあとは、その取引について分割払いへ変更することができません。請求書が発行されると、支払い方法は一括払いで確定され、変更ができなくなります。分割払いを希望する場合は、請求書発行前のタイミングで設定を行いましょう。
販売店が分割払いに対応していない


すべての販売店がペイディの分割払いに対応しているわけではありません。分割払いは、ペイディと提携し、かつ分割払いオプションを導入している店舗でのみ利用できます。たとえば、Amazonでは一部の商品を除き分割払いに非対応です。購入する前に、販売店や商品の支払い方法に「分割払い可」と記載されているかを確認しておきましょう。
決済金額が分割払い利用条件を満たしていない


ペイディの分割払いは、一定額以上の決済でなければ利用できません。一般的に1回あたり3,000円以上の決済となる場合に分割払いが利用可能となっており、金額が小さい場合は分割設定が表示されないことがあります。決済金額が規定を下回っていると、自動的に一括払いが適用されます。
分割払い対象となる決済金額
- 3回あと払い:1回あたりの決済金額が3,000円以上
- 6回あと払い:1回あたりの決済金額が6,000円以上
- 12回あと払い:1回あたりの決済金額が12,000円以上
決済金額のうち一部をキャンセルした


購入後に商品の一部をキャンセルした場合、残りの金額に関わらず、分割払いはできなくなります。残りの金額が分割払い対象となる決済金額を満たしていても、分割払いに変更することはできません。
Amazonで分割払い対象外の決済をしている


Amazonでは、ペイディの分割払いに対応していないカテゴリの商品や支払い方法が存在します。利用できる場合があるのは3回・6回あと払いのみで、12回あと払いは利用できません。
ペイディの利用可能額を超えた決済がある


ペイディには、ユーザーごとに設定された利用可能額(与信枠)が存在します。すでに他の取引で与信枠の大半を使っている状態で高額な決済を行うと、新たな分割払いの申し込みができなくなることがあります。利用可能額を超えると、そもそも決済自体ができなくなる可能性もあるため、ペイディアプリやマイページで利用可能額を事前に確認しておきましょう。
本人確認に不備がある


ペイディで分割払いを利用するには、本人確認の手続きが完了していることが前提です。本人確認には運転免許証やマイナンバーカードが必要で、提出書類に不備があると審査を通過できません。また、本人確認が未完了の状態では、分割払いを含む一部の機能が制限されます。
ペイディの分割審査に落ちた


分割払いは通常の「あと払い」とは異なり、申し込みのたびに簡易的な審査が行われます。過去のペイディ利用履歴や信用情報、利用状況などをもとに判断され、審査に落ちた場合は分割払いが選択できません。
たとえ以前に分割払いを利用できたとしても、毎回審査が行われるため、状況次第では利用が制限されることがあります。審査落ちの理由は公表されませんが、滞納や信用情報の問題が原因となっている可能性があるため、注意が必要です。
ペイディの分割審査に落ちる原因
ペイディの分割審査に落ちる主な原因を5つ紹介します。
ローンやクレジットカードの支払いが遅れた経験がある


過去にローンやクレジットカードの支払いで延滞や滞納をした履歴がある場合、それが信用情報に記録されている可能性があります。ペイディも信用情報機関を参照して審査を行っており、過去の金融取引の履歴が評価に大きく影響するため注意が必要です。
支払い遅れで信用情報に傷がついた状態は、ブラックリスト入りした状態とも呼ばれます。詳しくは以下の記事で解説しているので、チェックしてみてください。
債務整理をした経験がある


自己破産や個人再生、任意整理といった債務整理の経験があると、信用情報に事故情報として長期間記録されます。ペイディの分割審査では、債務整理の履歴が信用情報に記録として残っている限り、分割払いの利用は難しいでしょう。
債務整理によるブラックリストの掲載期間については、以下の記事も参考にしてみてください。
収入が不安定で支払い能力が不安しされている


アルバイトやフリーランスなど、収入が不安定と判断される職業の人は、審査で不利になる場合があります。ペイディは詳細な収入証明を求めないものの、過去の利用実績や支払い履歴などから支払い能力を推測している可能性があります。一定の収入がないと、分割払いの審査に通りにくいでしょう。
ペイディの支払いを滞納している


過去のペイディ利用において、支払いを滞納していた場合も、分割審査に落ちる原因になります。ペイディの社内情報として、滞納や支払い遅延の履歴が管理されており、それが審査時に参照されるためです。未払いがある状態では、新たな分割払いの申し込みはできません。
過去にペイディで不適切な利用をしたことがある


ペイディで商品を購入後にキャンセルを繰り返す、転売目的での利用、本人確認情報の不一致など、不適切な利用履歴がある場合も審査落ちの原因となります。これらの行為は、運営側にリスクがある利用者と判断される可能性があり、回復まで時間がかかる傾向があるため要注意です。
書類不備や審査落ちが原因でペイディの分割払いができないときの対処法
書類不備や審査落ちが原因でペイディの分割払いができないときの対処法を7つ紹介します。
ペイディの支払い滞納がある場合は支払いを済ませる


現在ペイディで未払いの金額がある場合は、速やかに支払いを済ませましょう。滞納がある状態では分割審査が通らないだけでなく、信用情報にも悪影響を与える可能性があります。分割払いを再び利用したい場合は、すべての支払いを完了し、正常な利用実績を積み重ねることが大切です。
本人確認書類を見直す


分割払いには本人確認が必要となり、不備があると審査に通りません。書類の有効期限切れ、画像の不鮮明、記載内容と申込情報の不一致などが原因となることがあります。再提出時は、運転免許証やマイナンバーカードなど、ペイディが指定する正しい書類を確認し、鮮明な画像でアップロードしましょう。
信用情報の傷が消えてから再度申し込む


過去の金融事故によって信用情報に傷がついている場合は、それが削除されるまで待つ必要があります。信用情報の傷は、完済や債務整理完了から5年程度で削除されるのが一般的です。情報が消えてから申し込むことで、審査通過の可能性が高まります。
自身の信用情報は、CICやJICCといった信用情報機関で確認可能です。信用情報の傷が何年で消えるのかについては以下の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
十分な収入を得られるようになってから再度申し込む


収入が安定していないと判断された場合は、生活基盤を整えてから再度申し込みましょう。勤務時間の増加・雇用形態の見直し・収入源の安定などを通じて、返済能力を高めることで審査時の評価が改善される可能性があります。
審査なしの後払いアプリを活用する


ペイディ以外にも、審査が不要または非常に緩やかな後払いアプリが存在します。バンドルカードのようなチャージ型の後払いアプリや、一部のQRコード決済サービスなどがその一例です。詳しくは以下の記事で解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
クレジットカードの分割払い・リボ払いを利用する


クレジットカードをすでに所有している場合は、カード会社が提供する分割払いやリボ払いを利用する方法があります。手元の資金が足りないときでも、購入代金を月々に分けて支払えるため、高額商品も購入しやすくなるでしょう。ただし、リボ払いは手数料が高いため、返済総額に注意して利用してください。
少額のカードローンを利用する


一時的な資金不足を補う手段として、少額のカードローンを検討することも可能です。消費者金融や銀行系カードローンの中には、即日融資に対応しているサービスもあり、審査が比較的早く完了します。用途は自由に設定できるため、さまざまなものの購入に利用可能です。ただし、借入には金利が発生するため、返済計画をしっかり立てたうえで活用することが求められます。
ペイディの分割払いができないケースに関するよくある質問
ペイディの分割払いができないケースに関するよくある質問とその回答を紹介します。
ペイディの分割払いを復活させるにはどうすればいい?


分割払いが一時的に利用できなくなった場合、まずは滞納や未払いがないかを確認し、未納分があれば速やかに支払いを完了させることが基本です。また、本人確認が未完了のままでは分割機能が制限されるため、必要書類を確認し、正しく提出されているかを見直しましょう。
さらに、信用情報に傷がある場合は、一定期間を待って情報が消えるのを待つ必要があります。これらの条件を満たし、利用実績を積み重ねれば、再び分割審査に通過できる可能性が高まります。
ペイディの審査は厳しい?


ペイディの審査は、クレジットカード会社と比較するとやや柔軟だといわれますが、甘いわけではありません。分割払いを利用するには、簡易的な審査が毎回実施され、支払い能力や過去の利用状況がチェックされます。
滞納歴や信用情報の傷がある場合は審査に落ちやすくなりますが、安定した収入と正常な支払い履歴があれば、通過できるケースも多くあります。とくに、過去にペイディを正しく利用してきた実績は、審査においてプラスに働くでしょう。
ペイディでiPhoneを分割購入できない原因は?


ペイディには「ペイディ後払いプランApple専用」というApple製品を手数料無料で分割購入できるサービスがありますが、利用には審査があります。通常の分割払いと同様、信用情報に問題があると審査を通過できないため注意が必要です。
ペイディ後払いプランApple専用の審査落ちについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください。
ペイディの分割審査に落ちる人はスマホは分割購入できない?


ペイディの審査に落ちたからといって、ほかの方法でスマホの分割購入ができないとは限りません。比較的安価な機種に変更するなどすれば、ブラックでもスマホを分割購入できる可能性があります。詳しくは以下の記事で解説しているので、気になる場合は参考にしてみてください。
ペイディの分割審査に落ちるブラックな状態から抜け出す方法は?


信用情報に金融事故が記録されている、いわゆるブラックの状態から抜け出すには、まず延滞や未払いをすべて解消することが大切です。次に、信用情報が回復するまでの期間(通常は5年程度)を待ち、以後の取引で遅延を起こさないように意識して利用履歴を積み上げていく必要があります。
また、信用情報の内容は自身で確認できるため、CICやJICCなどの機関に開示請求して現状を把握しておきましょう。
ペイディの審査に落ちるブラックでも契約できるスマホはある?


ペイディの分割審査に落ちるブラックな人でも、ほぼ審査なしの格安SIM・レンタルスマホ・プリペイドSIMなどであれば契約できるでしょう。詳しくは以下の3つの記事で解説しているので、スマホが持てず困ってる場合はチェックしてみてください。
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