携帯電話が止まった原因は?

通信障害の発生がない状態で「突然携帯が止まった」という場合は、携帯料金の滞納が原因かもしれません。携帯料金の滞納が続くと、強制解約されるリスクもあるため注意が必要です。

携帯料金を滞納してしまい携帯が止まった人のなかには、「料金を払いたいがお金がないときの対処法を知りたい」「滞納から強制解約までの流れを確認したい」という人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、携帯電話が止まったときの原因や対策、料金滞納から強制解約までの流れなどを解説します。どうしても支払いが難しい場合の対策にも触れるので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

携帯電話が止まった!原因は料金滞納か契約違反

料金滞納か契約違反が原因

通信障害が発生している場合を除き、突然携帯電話が止まったら、その理由の多くは携帯料金の滞納か契約違反です。「Wi-Fiがなければデータ通信ができない」「Wi-Fiに繋いでも通話ができない」といった場合は、料金滞納などが原因で携帯電話の回線利用が止められている可能性が高いといえます。

携帯が止まったあとも料金を滞納し続けると、強制解約され、回線の利用を再開できなくなる場合もあります。滞納している料金がある場合は、できるだけ早めに支払い、強制解約されないように注意しましょう。

料金の滞納から利用停止・強制解約までの流れ

携帯料金の滞納から利用停止・強制解約までの一般的な流れを解説します。なお、ソフトバンク・ドコモ・auの3大キャリアで料金の支払いが遅れた場合に起こることについては、以下のそれぞれの記事で解説しています。気になる場合はチェックしてみてください。

▶【徹底解説】ソフトバンクの支払い遅れの影響と対処法。強制解約/ブラックでも審査不要でスマホを入手する方法も紹介

▶ドコモの支払い遅れの影響と対処法を解説!強制解約/ブラックでも審査不要でスマホを入手する方法も紹介

▶auの支払い遅れの影響と対処法を解説!強制解約/ブラックでも審査不要でスマホを入手する方法も紹介

①請求書や督促状が届く

料金の滞納すると請求書や督促状が届く

携帯代・スマホ代を滞納すると、1週間〜10日後を目安に請求書や督促状が届きます。請求書・督促状は、ハガキやSMS(ショートメッセージ)などで届くのが一般的です。コンビニなどで使える支払用紙が同封されているため、記載の期日中に料金を支払いましょう。

②利用停止の案内が届く

料金の滞納が続くと利用停止の案内が届く

督促状にも応じない場合、10〜15日後を目安に携帯電話の利用停止案内が届きます。案内には携帯電話の利用が停止される期日が記載されているため、その期日までに滞納している料金を支払いましょう。なお、督促状と利用停止案内が同じタイミングで届く場合もあるため要注意です。

③利用停止される

そのまま料金の滞納が続くと利用停止される

利用停止案内記載の期日までに携帯代・スマホ代を払えないと、携帯電話の利用が停止されます。回線が止められるため、モバイルデータ通信を利用した通話・メール・アプリの使用などはできません。利用停止となるタイミングは携帯会社によって異なるため、必ず案内を確認しておきましょう。

各キャリアの利用停止までの目安期間
携帯会社 利用停止がかかる期間の目安
ソフトバンク 支払い期日から翌日以降に順次
ドコモ 支払い期日より起算して20~30日目頃
au 支払期日の翌月中旬頃
楽天モバイル 支払期日より起算して翌月下旬頃

なお、利用停止となっても解約されたわけではないため、料金を支払えば利用を再開できます。料金の支払いから利用再開までに数時間〜数日かかる場合もあるため、早めに支払いを済ませましょう。

④強制解約される

利用停止後も未払いの場合強制解約

利用停止後も料金を払わない状態が続くと、携帯会社から強制解約されます。利用停止から強制解約までの期間は携帯会社によって異なりますが、2〜4か月ほどが目安です。強制解約されると電話番号やキャリアのメールアドレスなどは使えなくなり、料金を支払っても利用を再開できません。

なお、携帯電話が強制解約となっても滞納している料金の支払い義務は残ります

⑤弁護士や債権回収業者から通知が届く

取立に関する通知が届く

強制解約後、弁護士や債権回収業者から未納分の取立に関する連絡があります。内容を確認し、対応するようにしましょう。

⑥裁判所から通知が届く

裁判所からも通知が届く

弁護士や債権回収業者からの取立にも応じない場合は、裁判所から支払督促などの連絡がある可能性があります。裁判所からの連絡を無視していると、訴訟や財産差し押さえのリスクがあるため要注意です。

携帯が止まったまま放置するリスク

携帯が止まっても料金を支払わずに放置するリスクを6つ紹介します。

遅延損害金が発生する

損害金が発生する

携帯代・スマホ代を期日までに支払わないと、遅延損害金が発生する場合があります。遅延損害金の利率はキャリアによって異なりますが、大手各社を含め年14.5%が主流です。携帯会社によっては、10〜15日前後の利息免除期間を設けている場合もあります。

遅延損害金は額こそそれほど大きくないものの、滞納している期間中1日単位で積み重なっていきます。滞納料金が大きくなる前に支払いましょう。

強制解約されて携帯電話が使えなくなる

強制解約後は携帯が使えない

生活必需品である携帯電話が利用停止や強制解約で使えなくなるのも大きなリスクです。特に強制解約されるとその携帯会社内のブラックリストに入ってしまい、再び契約するのが難しくなる可能性もあります。

不払い者情報が共有されて携帯電話の契約がしづらくなる

不払い者情報が共有されると他キャリアでも契約が難しい

携帯代・スマホ代を支払わないと、一般社団法人 電気通信事業者協会(TCA)や一般社団法人 テレコムサービス協会(TELESA)といった団体に「不払い者情報」としてユーザー情報が登録されます。これは、携帯ブラックリストに登録された状態です。

不払い者情報はTCAやTELESAに加盟している携帯会社に共有され、その携帯会社との契約が難しくなります。不払い者情報に基づく携帯ブラックリストについては以下の記事で詳しく解説しているので、気になる場合はチェックしてみてください。

▶携帯ブラックリストの消し方と調べ方を解説。ブラックリストの種類や原因、ブラックでも審査不要で契約できるサービスも紹介

分割払い中の端末代金が一括請求される可能性がある

未払いの分割代金が一括請求される

分割払い中の端末代金が残っている状態で強制解約されると、残債が一括請求される場合があります。月額料金と比べると端末代は高額になりやすいため、支払いが難しくなる可能性がある点には注意が必要です。

端末代を滞納すると信用情報に傷がつく

信用情報に傷がつく

滞納している携帯代・スマホ代に携帯電話端末などの分割支払い料金が含まれていた場合、信用情報に傷がつき、信用情報機関に異動情報(ブラックリスト)が登録されてしまう可能性があります。異動情報が登録されるのは、61日以上または3か月以上の料金滞納が目安です。

信用情報機関のブラックリストに載ると、クレジットカードの新規発行や更新・ローン契約などができなくなります。詳しくは以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

▶ブラックリストの確認方法とは?信用情報機関ごとの開示請求手順や費用などを解説

訴訟や財産差し押さえを受ける可能性がある

財産が差し押さえられる可能性がある

裁判所による強制執行が始まると、給与や貯金などが差し押さえられる可能性があります。給与口座の確認のために会社に連絡がされるため、滞納の事実を会社に知られてしまいます。

携帯が止まったときの対処法

料金の滞納が原因で携帯電話が止まったときの対処法を5つ紹介します。

一時休止サービスを利用する

一時休止サービスがある

料金の滞納が長引くと強制解約されてしまう可能性があるため、どうしても料金を支払えないときは回線の一時休止サービスを活用しましょう。携帯電話の利用を一時的に停止し、サービス利用料を支払うことで、電話番号やメールアドレスなどを維持してもらうサービスです。

主要な携帯電話会社の一時休止サービスの名称と料金は、以下の表のとおりです。

携帯会社 サービス名 料金
ソフトバンク 電話番号・メールアドレスお預かりサービス 月額429円
ドコモ 長期間利用されないとき(海外赴任・留学など)の電話番号保管・解除
  • 手数料:3,850円
  • 電話番号保管:440円/月
  • メールアドレス保管:110円/月
au 一時休止・再利用
  • 契約事務手数料:3,850円
  • 月額使用料(情報保管料):409円
楽天モバイル 停止・再開 各種月額料金はそのまま発生する

ソフトバンク・ドコモ・auは、月額料金が発生しなくなるため、毎月の料金負担を抑えられます。楽天モバイルは停止後も月額料金がかかりますが、楽天モバイルは使った分だけ料金がかかるため、料金が払えないリスクがある場合は回線を止めておいたほうが無難です。

滞納している料金を支払う

滞納料金を完済する

一番有効なのは、滞納している料金を支払う方法です。支払方法やタイミングによって回線が再開されるまでの時間は異なりますが、料金滞納が解消されれば、通話はできるようになります。料金滞納を続けると、強制解約されてしまうリスクがあるため要注意です。

主要各社の滞納している携帯料金の支払方法は、以下のとおりです。

ソフトバンクの携帯料金の支払方法

  • My softbankから支払う
  • PayPay請求書払い・PayB アプリで支払う
  • コンビニエンスストアで支払う
  • ATMで支払う
  • 銀行窓口で支払う
  • ソフトバンクショップで支払う

ドコモの携帯料金の支払方法

  • コンビニ払い(請求書が必要)
  • ドコモショップ/d gardenでの支払い
  • クレジットカードによる支払い
  • Pay-easyによる支払い

auの携帯料金の支払方法

  • My auから支払う
  • コンビニ払い(請求書が必要)
  • auショップでの支払い
  • Pay-easyによる支払い

UQモバイルの携帯料金の支払方法

  • My UQ mobileで支払う
  • 振込用紙で支払う

ワイモバイルの携帯料金の支払方法

  • My Y!mobileで支払う
  • PayPayで支払う
  • PayBで支払う
  • コンビニで支払う
  • 金融機関窓口で支払う
  • ワイモバイルショップ窓口で支払う

今後も支払いが難しい場合は乗り換えやプラン変更を検討する

乗り換えやプラン変更を行う

今後も月額料金の支払いが難しい状態が続くのであれば、乗り換えやプラン変更を検討しましょう。料金が安いプランや格安SIMに乗り換えることで、料金滞納のリスクを減らせます。ただし、乗り換えやプラン変更をする場合、現在滞納している料金の支払いが必要です。

契約中の携帯会社に相談する

支払いの延長を相談する

携帯代やスマホ代を滞納してしまいそうなときは、契約している携帯会社に相談してみましょう。原則、支払い期日の延長などの対応はできませんが、一時休止サービスの利用など、その後のアドバイスを受けられる可能性があります。

弁護士に相談する

支払いが難しい場合は弁護士に相談する

滞納している料金は、強制解約後も支払い義務が残ります。どうしても支払いが難しいときは、弁護士に相談してみましょう。相談だけであれば無料のケースもあるため、1人で悩まず、その後の対応などについて弁護士に相談してみてください。

強制解約されてしまったときの対処法

料金滞納が続き強制解約されてしまったときの対処法を紹介します。

支払い義務が残っている料金を支払う

滞納した料金を完済する

まず行うべきは、支払い義務が残っている料金の支払いです。強制解約されたからといって、滞納していた料金を支払わなくてよくなるわけではありません。できるだけ早く滞納している料金の支払いを完了し、財産差し押さえなどのリスクを低減しましょう。

ほぼ審査なしの格安SIMを利用する

ほぼ審査がない格安SIMを検討する

契約していたスマホが強制解約されてしまい、ほかのキャリアや格安SIMとの契約も難しい場合は、ブラックでも契約できる格安SIMの利用を検討するとよいでしょう。ほぼ審査不要で契約できるのが魅力で、携帯代の未払いや強制解約の記録があっても、スマホを契約できる可能性があります。

ブラックでも契約できる格安SIMについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひあわせて参考にしてみてください。

▶ブラックでも携帯契約できる格安SIM12選!審査落ちの原因や対処法も紹介

レンタルスマホサービスを利用する

ブラックリストでも契約しやすいレンタルスマホを検討する

レンタルスマホも強制解約後に利用しやすいサービスの1つです。一般的なスマホ契約よりも審査が緩い傾向があり、ブラックリスト入りしていても契約できる場合があります。期間満了後に返却が必要なケースがほとんどですが、なかにはそのまま自分名義に切り替わるサービスもあります。

レンタルスマホについては、以下の記事で解説しています。気になる場合はチェックしてみてください。

▶スマホレンタルサービスのおすすめ10選!格安で審査不要のプランも紹介

プリペイドスマホを利用する

前払い制のプリペイドスマホを検討する

前払いのプリペイド携帯の利用も有効です。審査も不要なうえに前払いなので、コスト管理もしやすいでしょう。ただし、通常のプランと比較すると料金が割高になる場合が多いため、緊急時の一時的な利用がおすすめです。

プリペイド携帯・プリペイドスマホについては、以下の記事で紹介しています。詳しく知りたい場合は、ぜひ参考にしてみてください。

▶プリペイド携帯・プリペイドSIMのおすすめ7選!ブラックでも審査不要でスマホを持てる方法も紹介

携帯が止まったときのよくある質問

携帯が止まったときのよくある質問とその回答を紹介します。

料金滞納から何か月で携帯は止まる?

何ヶ月滞納すると回線停止する?

滞納から回線停止までの期間は携帯会社によって異なりますが、およそ1か月が目安です。利用停止に関する書類が届いたのち、それでも料金を支払わないと回線が停止します。

滞納している料金を支払えば回線は再開する?

完済すると回線再開する?

強制解約前であれば、滞納している料金の支払いによって回線の利用停止は解除できます。支払方法やタイミングによって、支払いから回線再開までの時間がかかるケースもある点には要注意です。

携帯会社に相談すれば料金の支払い期日を延期してもらえる?

支払い延長を相談することができる?

携帯会社に相談しても、原則料金の支払い期日を延期してもらえるようなことはありません。ただし、回線の一時停止サービスの利用や、滞納している料金の支払方法などに関するアドバイスをもらえる可能性があります。

強制解約された記録はいつまで残る?

強制解約はいつまで記録される?

強制解約された記録が、その携帯会社内でどのくらいの期間残るのかは公開されていません。一度強制解約をされると社内ブラックリストに載ってしまうリスクが高いため、スマホを契約したいときは、他の携帯会社を検討した方がよいでしょう。

Wi-Fiがあれば止まった携帯も使える?

ネット環境があれば回線停止したスマホも使える?

止まった携帯も、Wi-Fiがあればデータ通信は利用できます。ただし、電話番号を用いた通話はできません。通話をしたい場合は、LINEなどのアプリを活用するとよいでしょう。

携帯が止まったら電話はできない?

回線停止したスマホは電話できない?

携帯が止まったら、電話番号を用いた通話はできません。これはWi-Fiに繋いだ場合も同様です。

携帯が止まったらLINEも使えない?

回線停止したスマホでLINEなどのアプリは使える?

Wi-Fiに繋げば、携帯が止まった状態でもLINEを利用できます。ただし、強制解約された場合は注意が必要です。強制解約されると電話番号が使えなくなり、別の人にその番号が割り当てられてその人がLINEアカウントを作成すると、過去の電話番号で登録しているLINEは使えなくなります。

携帯が強制解約されてしまったらサンシスコンがおすすめ

強制解約された場合はサンシスコンがおすすめ

携帯が止まったまま強制解約されてしまった人には、レンタル携帯MVNOサンシスコンがおすすめです。

レンタル携帯MVNOサンシスコンは、ブラックでも審査なしで契約できる格安SIMサービスです。契約時はレンタルスマホですが、契約6か月目で個人名義に切り替わります。他社の審査に落ちてしまった人や信用情報に問題がある人でも、審査なしで自分名義のスマホを持つことが可能です。

サンシスコンのレンタルスマホの特長

  • レンタルなのでスマホを購入する必要がない(契約6か月目でスマホプレゼント)
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滞納している料金を支払えず、一般的なスマホ契約ができない場合は、ぜひ以下よりサンシスコンの詳細な情報をチェックしてみてください。

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