

ソフトバンクの携帯料金の支払いが遅れると、携帯電話の利用や「ソフトバンクまとめて支払い」などのサービスが停止する可能性があります。長期間の滞納は強制解約のリスクもあるため注意が必要です。
ソフトバンクの携帯料金の支払いが遅れてしまった人のなかには、「支払い遅れから強制解約までの流れを知りたい」「強制解約されてしまった場合の対処法を知りたい」といった人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、ソフトバンクの携帯料金の支払いが遅れてから強制解約されるまでの流れや、強制解約後の対策などを解説します。クレジットカード・コンビニ払い・PayPayなど、滞納中の料金を支払う方法なども紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
また、ソフトバンクの強制解約後にも、審査なしでスマホを持てる方法も紹介します。すでにソフトバンクを強制解約されてしまった人も必見です。
目次
ソフトバンクの携帯代を滞納すると起こること
ソフトバンクの携帯代の滞納には、さまざまなリスクがあります。利用停止や強制解約など日常生活に支障が出る可能性もあるため、事前に確認しておきましょう。
ソフトバンクまとめて支払いが利用できなくなる


ソフトバンクの携帯代を滞納すると、「ソフトバンクまとめて支払い」が利用できなくなります。ソフトバンクまとめて支払いとは、携帯代と、スマホなどで購入した商品代金・デジタルコンテンツの支払い・アプリの購入代などをまとめて支払える決済サービスです。ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOのユーザーが利用できます。
なお、携帯代の滞納で停止したソフトバンクまとめて支払いは、未納料金の支払いで停止が解除されます。ただし、未納料金の支払いから利用再開までには数日かかるケースもあるため要注意です。
ソフトバンクの携帯が利用停止される


ソフトバンクの携帯代を滞納したままだと、携帯の利用が停止されます。Wi-Fiに接続すればインターネットやSNSは利用できますが、電話やSMSは使えません。
ソフトバンクで機種変更ができない


携帯代の滞納中は、ソフトバンクでの機種変更はできません。機種変更をしたい場合は、先に未納料金の支払いが必要になります。
ソフトバンクから損害金が請求される


ソフトバンクの携帯代を滞納すると、滞納している期間に応じて損害金(延滞利息)が発生します。延滞利息はデータ通信サービス料金が年14.5%、端末の分割支払い料金が年3.0%です。
ソフトバンクから強制解約される


ソフトバンクからの支払催促に応じず滞納を続けると、2か月ほどで強制解約されます。強制解約後も未納料金の支払い義務がなくなるわけではありません。さらに、未納料金を支払ってもソフトバンクとの契約が再開されることはなく、スマホを使うには新たにキャリアと契約する必要があります。
ソフトバンクから強制解約されるリスク
ソフトバンクから強制解約されるリスクは、単にソフトバンク回線が使えなくなることだけではありません。信用情報に傷がつき、場合によっては裁判や財産差し押さえのリスクもあります。
なお、ソフトバンクを含む携帯回線の強制解約によるリスクは、以下の記事でも詳しく解説しています。気になる場合は、ぜひ参考にしてみてください。
財産差し押さえのリスクあり


強制解約後も滞納を続けると、裁判所による財産差し押さえのリスクがあります。差し押さえ対象は預金や給与などで、未納料金を完済するまで続くため注意が必要です。
信用情報に傷がつく


滞納している携帯代に端末の分割支払い料金が含まれている場合、信用情報機関に異動情報として記録されます。異動情報とは、公共料金や携帯代などの支払い遅れを含むネガティブな情報のことです。信用機関に異動情報が記録されている間は、ローンやクレジットカードの審査に通りにくくなります。
信用情報に傷がついているかどうかは、信用情報機関に開示請求することで確認可能です。詳しい確認方法については、以下の記事をチェックしてみてください。
ブラックリスト入りして、ソフトバンク以外の携帯会社との契約も難しくなる


ソフトバンクの携帯代を滞納していると、ソフトバンク社内のブラックリストはもちろん、携帯会社各社が共有している不払い者情報にも登録されてしまいます。不払い者情報に登録されると、ソフトバンク以外のキャリアとも携帯の契約ができなくなるため注意が必要です。
ソフトバンクの携帯代を滞納した際のブラックリストの種類 | ||
---|---|---|
種類 | ブラックリスト入りする原因 | 影響 |
ソフトバンク独自の ブラックリスト |
|
一定期間、ソフトバンクでの携帯の契約が困難となる |
不払い者情報機関の ブラックリスト |
|
一定期間、不払い者情報を共有している通信事業者との携帯の契約が困難となる |
信用情報機関の ブラックリスト |
|
一定期間、クレジットカード/ローン/端末の分割払いの審査に通りづらくなる |
不払い者情報によるブラックリストについては、以下の記事で詳しく解説しています。不払い者情報の消し方・調べ方を知りたい場合は、ぜひ参考にしてみてください。
ソフトバンクで携帯代を滞納してから強制解約されるまでの流れ
ソフトバンクで携帯代を滞納してから、携帯が利用停止され強制解約となるまでの流れを解説します。
支払期日から1週間から10日でソフトバンクから振込用紙が届く


支払期日を過ぎると、1週間〜10日ほどでソフトバンクから振込用紙が届きます。振込用紙に記載の期日まで料金を支払えば、携帯の利用が停止されることはなく今までどおりの使用を継続可能です。
振込用紙の支払期日を過ぎるとソフトバンクの携帯が利用停止になる


振込用紙の支払期日までに携帯代を支払えなかった場合、支払期日の翌日から携帯が利用停止となります。滞納している料金を支払うと利用停止が解除されますが、支払方法によって解除にかかる時間が異なる点には注意が必要です。
支払期日から2か月ほどでソフトバンクから強制解約される


携帯の利用停止後も滞納を続けると、2か月ほどで契約解除に関する最後通告が届きます。この通告にも応じずに料金を滞納していると、ソフトバンクから強制解約されます。
ソフトバンクの携帯代の支払いが遅れた場合(滞納)の対処法


うっかりしていて支払いが遅れてしまった場合は、すぐに料金を支払いましょう。支払期日から1週間〜10日ほどで振込用紙が届くため、記載の期日までに料金を支払ってください。振込用紙記載の期日を過ぎなければ、携帯の利用が停止されることはありません。
金銭面で期日までの支払いが難しかった場合は、今後も同じように滞納してしまわないように対策しましょう。自分の支払い能力に合った契約をすることが何よりも大切です。単純な支払い忘れ以外で遅れてしまった場合には以下を検討してみるのがいいでしょう。
- 事前に回線休止手続きを行い滞納リスクを回避する
- 格安SIMに乗り換えてみる
- プランの見直しをしてみる
なお、滞納している料金の支払方法は6種類あります。利用しやすい方法で、滞納している料金を支払いましょう。
My softbankから支払う


My softbankから未払い料金を支払う場合は、PayPay・クレジットカード・ネットバンキング(Pay-easy)・コンビニエンスストア払いの4つの方法が選択できます。My softbankにログインし、支払方法を選択しましょう。
PayPay・クレジットカード・ネットバンキング(Pay-easy)の3つは、午前8時から午後10時まで利用可能です。コンビニエンスストア払いは、コンビニの営業時間中であれば料金が支払えます。いずれの方法も手数料として330円がかかる点には注意してください。
PayPay請求書払い・PayB アプリで支払う


未納料金をPayPay請求書払い・PayB アプリで支払う場合は、払込用紙のバーコードをPayPay・PayB アプリで読み取って支払います。PayPay請求書払いでは、PayPayマネーかPayPayクレジットのみ利用可能です。また、払込用紙にバーコードが印字されていない場合は利用できません。
PayPay請求書払い・PayB アプリでの支払いには、金額ごとに手数料が発生します。
支払い額に応じた手数料
- 1万円未満の支払い:110円
- 1万円以上5万円未満の支払い:220円
- 5万円以上の支払い:440円
コンビニエンスストアで支払う


手元に払込用紙があれば、コンビニエンスストアに持っていくだけで支払いが可能です。手数料はコンビニによって異なります。払込用紙がない場合は、先にMy softbankで手続きをしてから、コンビニエンスストア払いを行ってください。
ATMで支払う


コンビニや銀行のATMでも未納料金が支払えます。手元に払込用紙がある場合は、ATMまで持参して案内に従って支払いを済ませましょう。
手元に払込用紙がない場合は、「請求先番号」「支払い名義人の名前(カナ)」を入力のうえ、以下の振込先に振り込んでください。
ソフトバンク未納携帯料金の振込先
銀行:三井住友銀行
支店名:本店営業部
種類:普通預金
口座番号:4740201
名義:ソフトバンク(株)
なお、請求先番号は、My softbankの請求先情報で確認できます。
銀行窓口で支払う


銀行窓口で支払う場合も、基本的な方法はATMで支払う場合と同様です。払込用紙があれば、銀行窓口に持参するだけで料金が支払えます。払込用紙がない場合は、請求先番号と支払い名義人の名前を記入のうえ、指定口座に料金を振り込みましょう。
ソフトバンク未納携帯料金の振込先
銀行:三井住友銀行
支店名:本店営業部
種類:普通預金
口座番号:4740201
名義:ソフトバンク(株)
ソフトバンクショップで支払う


ソフトバンクショップでも未納料金の支払いが可能です。ただし、一部対応していない店舗がある点には注意してください。
手元に請求書がある場合、あるいは支払金額がわかる場合は、本人確認書類不要で料金を支払えます。一方、請求書がなく支払金額もわからない場合は、本人確認書類を持っていくと手続きがスムーズです。
ソフトバンクの携帯が利用停止された場合の対処法


ソフトバンクの携帯が利用停止となった場合、My SoftBankからオンライン決済で料金を支払ってください。8:00〜22:00の入金受付時間に入金すれば、約30分で利用停止が解除されます。入金受付時間外に入金した場合、利用停止解除は翌日の8:00以降です。
なお、期限切れの振込用紙は使えないため、My SoftBankから支払うのが難しい場合は、次の振込用紙の到着を待つ必要があります。振込用紙の再送は依頼できません。
ソフトバンクが強制解約されたときの対処法
ソフトバンクから強制解約されてしまった場合、新しくスマホを契約するのが難しくなってしまいます。この場合の対処法を5つ紹介します。
未払い料金をすべて支払う


強制解約となっても、滞納していた料金の支払義務がなくなるわけではありません。まずは未払いの料金をすべて支払い、次のスマホの契約をしやすいようにしましょう。
未払いの料金をすべて支払えば、不払い者情報共有機関の記録を抹消できます。ただし、強制解約されたソフトバンクからは独自のブラックリストに登録されている可能性が高いため、再度ソフトバンクの契約するのは困難です。
未払いの料金を支払い、不払い者情報から記録が抹消できたら、ソフトバンク以外の通信事業者に携帯の契約を申し込みましょう。
不払い者情報を共有していない通信事業者に携帯の契約を申し込む


未払い料金の支払いができるまでは、不払い者情報が残り続けます。この場合、不払い者情報機関と情報を共有している通信事業者との携帯の契約は困難です。
不払い者情報を共有する機関の一般社団法人テレコムサービス協会(TELESA)や、一般社団法人 電気通信事業者協会(TCA)は、登録している会社を公表しています。不払い者情報が原因で契約が難しい場合は、リストに名前のない通信事業者に契約を申し込んでみてください。
以下の記事では、他社の携帯代を滞納していたり、ブラックリスト入りしていたりする人でも、携帯を契約できる可能性があるサービスを紹介しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。
端末は一括購入するかSIMのみ契約する


端末の分割払い料金を長期間滞納してしまった人は、信用情報機関のブラックリストに登録されている可能性があります。この場合、端末の分割購入の審査の通過が困難です。端末を購入するときは一括購入しましょう。中古スマホであれば、比較的安価に購入できます。
一方、通信費を滞納していなければ、SIM契約だけなら問題なく契約できる可能性があります。端末が必要な場合は別途用意し、SIM契約のみ申し込んでみましょう。
なお、信用情報機関から料金を滞納した記録が消えるのは完済から5年後です。端末を分割購入したい場合は、滞納していた料金を支払ってから5年後に申し込んでください。なかには、ブラックでも携帯を分割購入できた人もいます。こうしたケースについては以下の記事を参考にしてみてください。
前払い制のプリペイド携帯を利用する


強制退会されてしまった影響で、ソフトバンク以外のキャリアとも契約できないときは、前払い制のプリペイド携帯を利用するのも方法の1つです。プリペイド携帯なら、不払い者情報に登録されていたり、信用情報に傷があったりしても比較的簡単にスマホを入手できます。
一方、プリペイド携帯は料金が高い場合が多いのがデメリットです。あくまで緊急時の一時的な対応と考えておいたほうがよいでしょう。
プリペイド携帯・プリペイドSIMについては、次の記事で解説しています。より詳しく知りたい方は、参考にしてみてください。
レンタル携帯サービスを利用する


ソフトバンクの分割審査に通らず一括購入も金銭的に難しいという人は、レンタル携帯サービスの利用を検討してみましょう。レンタル携帯サービスなら、信用情報に傷がある人でもスマホをレンタルして使用できます。
おすすめのレンタル携帯・レンタルスマホサービスについては、次の記事で解説しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。
ソフトバンクの携帯代滞納に関するよくある質問
ソフトバンクの携帯代滞納に関するよくある質問とその回答を紹介します。
ソフトバンクの携帯代を滞納してしまう原因は?


意図せずソフトバンクの携帯料金を滞納してしまう原因として多いのは、クレジットカードの限度額オーバーです。クレジットカードを使いすぎてしまった月などは、限度額の関係で携帯代が支払えない可能性があります。
また、口座の残高不足もよくある原因の1つです。引き落とし日までに必要な金額を用意しておくようにしましょう。
ソフトバンクの滞納料金はPayPayで支払える?


ソフトバンクの滞納料金はPayPayで支払えます。My softbankにログインして、未納料金の支払方法でPayPayを選択してください。
ソフトバンクの滞納した料金を支払ってからどのくらいで電話が使えるようになる?


ソフトバンクの滞納料金の支払いから電話が使えるようになるまでの時間は、支払方法と支払った時間によって異なります。最短30分で使えるようになるケースもあれば、数日かかるケースもあるため要注意です。
支払方法・入金時間と電話が再開するまでの時間 | ||
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支払方法 | 入金受付時間 | 電話が再開するまでの時間 |
My softbank PayPay請求書払い PayB アプリ払い コンビニエンスストア払い |
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銀行支払い (「電信」と記載された払込用紙を使用) |
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銀行支払い (「電信」と記載されていない払込用紙を使用) |
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ゆうちょ銀行 |
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ソフトバンクショップ | ショップの営業時間 | 約30分 |
早く電話の使用を再開したい場合は、My softbankやPayPay請求書払い、コンビニ払いなどがおすすめです。とくにMy softbankからであれば、払込用紙がなくても料金を支払うことができます。
ソフトバンクが強制解約されてしまった人にはサンシスコンがおすすめ


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